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不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫)

不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫)

不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫)

作家
斜線堂有紀
出版社
宝島社
発売日
2019-10-04
ISBN
9784800298614
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不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語 (宝島社文庫) / 感想・レビュー

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麦ちゃんの下僕

各話1ページで綴られる「先輩」と「私」の不思議な物語が124編(!!)収録された掌編集。SFにファンタジー、ミステリーにホラーetc…とにかく斜線堂さんの発想の豊かさに驚かされますし、1ページの中で実に魅力的な物語を展開させる文章力&構成力にも唸らされます!そして各話のタイトルがまた素晴らしいですね…各話を読み終える度に、何て秀逸なタイトルなんだと感嘆させられました!ほとんどのエピソードは独立していますが、時折“対”になっているものも…中でも「自縛家のマリッジ」&「夢想家のマリッジ」のセットは傑作です!

2022/02/10

黒瀬

124の物語が全て1ページで完結する先輩と私だけの物語。リアルな世界だけでなく、時にはファンタジーな世界に連れ出され、不条理や残酷な現実を突きつけられる事も。 それでも各話の最後には救いのあるオチが待ち構えており、切なくも優しい気持ちにさせられました。 なんだろう、生まれる前から繋がっていた人と生涯を添い遂げたような気持ちだ。そんな気持ちは確かめようがないのだけれど、不思議としっくりくる。

2019/10/15

よっち

本を読むのが好きな「先輩」と一緒にいる「私」。私と先輩の二人が織り成す奇妙で不思議で切ない掌編集。本作は右ページに章題、左ページに1ページ完結の私と先輩の話が全120話ひたすら続くシンプルな構成。様々なシチェーションで私と先輩の関係が綴られて、時には不純に、時には愛しく、時には複雑な気持ちで先輩を想う私がいて、一見淡々としているように見える不器用な先輩の私への優しさがあって、そんな二人のエピソードの積み重ねがクセになってゆく、どんな状況でもお互いを大切に思う気持ちは変わらない姿がとても印象的な物語でした。

2019/10/04

ぷりけ

ページを捲る度にガラリと世界が変わる、「私」と「先輩」の124話のショートショート。なんなんだこれは。妄想好きにはたまらない。先日の献本で作者を知り、本屋で見つけ、1話読んで引き込まれました。SFなのか、ダークな話なのか、純愛なのか。伝えられないので3話くらい立ち読みしてほしい!

2019/11/07

にいたけ

1ページで語られる、私と先輩の関係性。すぐに読めるだろうと思ったらかなり集中力を使う読書になった。何しろ1ページに起承転結を含み、始まりからして変化球もある。気が緩んでしまうと伏線を読み飛ばしてしまう😆集中して読むということが一種の親近感となりくせになる。ツボる。こんなこと常日頃考えてた結果があの小説だったのか🤔と一人で納得してしまう。

2021/11/30

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