あなたの知らない法然と浄土宗 (歴史新書)
あなたの知らない法然と浄土宗 (歴史新書) / 感想・レビュー
ぼん
一通り簡潔にまとめてあるので、すっと読めた。 ひとつ気になったことが、知恩寺の百万遍念仏の現世利益について。 念仏で現世利益とは本来の専修念仏の意と異なるのでは?と疑問あり。 ちょっと調べたら不求自得というフレーズがキーとなりそう。
2017/09/14
rbyawa
g084、いわゆる鎌倉新仏教と言われる宗派群が、どうもここから誕生するきっかけになったのではないかな? ということを「浄土真宗」(孫弟子辺りからの派生)の同シリーズの本を思い出すと感じないでもないんですが、要するに貴族であって、ある程度古い体制でも出世出来、ある程度の地位を得、それで自分はこう、君たちは別の道でもいい、ということをずっと一貫して方針として持っていたというのは、まあ、地味ですけども、ある意味でこの人がその後の発展の庇護者だった気もするなぁ。庶民に救いって、ここ以降じゃないと成立しないよな…。
2016/09/06
kawasaki
「浄土宗と浄土真宗の違いはなんだろう」という基本的な疑問から、同シリーズの「親鸞と浄土真宗」とともに読むことにした。高校日本史教科書の鎌倉仏教のところで、親鸞の前座のように顔を出してそれっきり……と非常に失礼ながら地味なイメージを持ってしまっていた法然と浄土宗。親鸞のラジカルさが目立つけれども、法然その人の魅力とともに、その教えの豊かな流れの姿を眺めることができた。
2014/01/06
SK
親鸞の浄土真宗に比べると、全体的に地味な印象。
2013/12/19
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