大橋鎭子さんが教えてくれた「ていねいな暮らし」
大橋鎭子さんが教えてくれた「ていねいな暮らし」 / 感想・レビュー
たんぽぽ
大学生のとき本屋さんでみかけて「すてきなあなたに」を購入しました。今のようにネットの書籍情報もない時代、本を選ぶのは店頭での印象のみ。ビンボー学生だったので、文庫本以外を買うときは何度も本屋さんに足を運んで考えたように思います。大橋さんは両親よりも年配な方でしたので、おっしゃっていることにちょっと反発を覚えることもありましたが、親に言われるよりはずっと素直に聞ける気がしました。狭い下宿暮らしの身でしたが、ほんのちょっとでも「素敵な暮らし」ができたらいいなぁ…と憧れましたが、ずいぶんかけ離れちゃったなぁ。
2016/10/04
アーちゃん
図書館本。1938年生まれの田村セツコさんから、1983年生まれのマキさんまでの8人の女性によるエッセイ集。ほぼ10年ごとの年代順となっているため、筆者の過ごした時代背景と変わらぬ「すてきなあなたに」との関わりが面白く読めました。特に田村セツコさんは自分が幼いころから親しんできたイラストレーターだったので、デビューまでの経緯が興味深かったです。「すてきなあなたに」は1冊だけ読みましたが、思わず揃えたくなるような良質の本です。この本を読むのならまずは「すてきなあなたに」から読むことをお薦めします。
2016/12/16
かおりん
「すてきなあなたに」は知らないからその素晴らしさがぴんとこない。とと姉ちゃんの影響をうけて「暮らしの手帖」を立ち読みしたことはあるけど、興味をそそられるものではなかった。今が自由過ぎて選べるものが多いから、古きよき時代の丁寧な暮らしも「へぇ~そうだったんだ」とさらっと流し読み。
2017/03/29
布遊
6ポストイット。前回朝ドラとと姉ちゃん大橋鎮子さんの生涯と、大橋さんの立案した「すてきなあなたに」の連載を読んで感銘を受けた「生活の達人」と言われている人のエッセイが書かれている。田村セツコ・坂東眞理子・門倉多仁亜等々・・どのエッセイもそれぞれ面白く読むことができました。*大人になるということは、人のマネをせず、流されず、自分の考えをしっかりと持ち、人の考えにもきちんと耳をかたむけること。*病気で人が変わってしまった人の言うことは、「身体が言っている」。*大橋さんは、旅をするように暮らす人。
2016/11/27
ミス レイン
恐らくドラマ放映に合わせたと思われるタイトルのためか、大橋さんの著書を読まれている方々のエッセイという内容と弱冠ですが、ちぐはぐさを感じました。「すてきなあなたに」と私、くらいの方が、教えてくれたとある割には自分の話ばっかりしてる感じが薄れたのでは。しかし内容はそれぞれよかった。石黒さんの姑との関係の話、門倉さんのドイツの大戦で得た教訓は自分で考える人間の育成だったと言う話、マキさんの子供には刹那的な楽しみに記憶より子孫に継がれていくような経験の記憶を残したいと言う話が印象的でした。→
2019/08/15
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