偉人を育てた母の言葉
偉人を育てた母の言葉 / 感想・レビュー
智湖
江戸時代初期の儒学者で、日本における陽明学の開祖となった中江藤樹の言葉が印象に残った。(以下、本文より抜粋)藤樹はある人に与えた手紙の中で、こんなことを言っています。「母の胎内に宿って以来、二つ三つになるまでの母の苦労、その恩愛の恩などよくよくのものと思って、二、三歳の子供のころから今日までに習い染み込んだ様々な心をすべて除き去り、ただ一つの思い、もしその時に親たちがいなかったならばどうなっていただろうか、ということに思いが至ったならばどうであろうか」彼の心の中にはいつも母への感謝があった。
2017/12/11
ペダたま
エジソン、手塚治虫、吉田松陰といった、偉人達の母親の言葉が書かれた本でした。 手塚治虫さんの母親は、凄いな、と思います。学校に呼び出され、息子さんに注意するようにと言われたのに、それなのに励ましのような言葉を、見守るような言葉をかけていたこと、なんとおおらかなんだろうな、と思いました。そんな母親に私もなりたいです。
2017/09/13
epitaph3
この本を読んだ親は、母に限らず、父に限らず、これだけやっておけば、偉大である。それは「我が子を認める」ということだ。それだけあれば、この本に出てくる偉人の母と変わらぬ存在になる。
2014/02/20
Belle Rose
実在する偉人の母の言葉,参考になったけれど,この本で取り上げられている偉人達が全て男性っていうのが,残念。女性の偉人を育てた母の言葉が知りたい・・・例えば黒柳徹子。トットちゃんのお母さんの言葉が聞いてみたい。
2014/05/11
ひーちゃん
子育ては技術的なことよりも、ありのままを認め、たっぷりの愛情を注ぐこと、それが何よりも大事。子どもは勝手に育つけど、やっぱり積極的に関わろうと思う。でもそれは、親の思う通りに育つ、ということではない。どんな人になるかは子ども次第。それでも、いま母親としてできることを精一杯やろう。
2020/04/25
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