ヘンリー・ミラー・コレクション 14
ヘンリー・ミラー・コレクション 14 / 感想・レビュー
みみみんみみすてぃ
madofrapunzelというアカウントで3年前に感想残しているのは僕なんですが、再読。やっぱりいい。ミラーの方法は、自分の実体験を誇張や妄想によって拡大して文学作品として語ることだから、やはり自分の友人関係などはとても大事になっているわけです。基本的にはミラーの友達のカタログみたいな構成になっていて、ちょっと飽きてくるんだけど、それでもミラーが人生において愛した様々な友人たちへの想いが溢れに溢れ、饒舌になっていくのはとても楽しいです。ミラーのおしゃべりをずっと聞いてる感じ。おもろすぎるおっさん
2017/01/09
madofrapunzel
★★★★★ ミラーの緻密な観察力には驚かされる。そしてこの本はタイトルが示す通り、ミラーの幼少時代から現在までの様々な友人たちを、まっすぐに書く、愛に溢れた作品だ。ミラーの人間観というものが参照できる点においてもとても貴重な著作であるとともに、こういう作品でも少しも衰えるどころか冴えわたる筆さばきには脱帽するのみである。
2014/06/03
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