リノット: 少女時代の日記一九一四-一九二〇
リノット: 少女時代の日記一九一四-一九二〇 / 感想・レビュー
保山ひャン
先日読んだ矢川澄子の本で一部が訳出されていた『リノット』が出た。アナイス・ニンの11歳~17歳の日記。(とはいえ、抄訳)。訳者解説では、主に母親のローザについて書かれている。父親と離れて、父親への思いを純粋に抱いたままの11歳の彼女が、この日記が進むにつれて、父親との訣別を余儀なくされる。なお、「リノット」は、ベニヒワという小鳥のことで、彼女が自分自身につけたニックネーム。粗忽者、という意味もあるらしい。
2014/09/12
をとめ
書店
2019/08/15
感想・レビューをもっと見る