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カズオ・イシグロの世界 (水声文庫)

カズオ・イシグロの世界 (水声文庫)

カズオ・イシグロの世界 (水声文庫)

作家
小池昌代
阿部公彦
平井 杏子
中川 僚子
遠藤 不比人
新井 潤美
藤田由季美
木下卓
岩田託子
武井博美
出版社
水声社
発売日
2017-12-20
ISBN
9784801003187
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カズオ・イシグロの世界 (水声文庫) / 感想・レビュー

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shikashika555

どなたかの感想で「わたしを離さないで」のキャシーのテープはどうして失くなったのか、という問いの答えを探したくて手に取った本。 答えはなかった。 ノーフォークの土地でテープを「見つけた」こともとても不思議だのに、その問いを目にするまで私は カズオ・イシグロの世界だからなあ…くらいにしか思ってなかった。 あの、現実と空想のあわいを行き来する ファンタジックで優しいけれど、信用ならない世界独特の よくある齟齬、くらいにしか思ってなかった。 本当は、どうして あのテープはなくなってしまったんだろう?

2019/11/29

ophiuchi

この評論集を読んで、なぜカズオ・イシグロに惹かれるのかが少し分かった。娘は大学の教育学部英語学科の卒業論文をカズオ・イシグロで書いたらしい。機会があったらどんな内容だったのか聞いてみよう。

2018/03/30

マカロニ マカロン

個人の感想です:B。『わたしを離さないで』読書会の参考資料。本書は全体を統括する監修者はおかず、英文学者、小説家10人による魅力、視点、研究、評論をまとめたもの。『わたしを』について長電話という視点で、キャシーが読んでいた『ダニエル・デロンダ』(ジョージ・エリオット)に関しての分析は役に立ちそう。ゴミという視点から『わたしを』を読み解く論考も、映画でも象徴的な場面だっただけに興味深かった。イシグロ作品で言われる「信頼のおけない語り手」論もあるが、『日の名残り』は肯けるのだが、『わたしを』では少し疑問を持つ

2024/10/09

takao

ふむ

2023/03/26

mick

同じ作品を読んでこうも着眼点が違ってくるのか。その先にある作品解釈、影響、感動なども人それぞれ、また同一人物であってもその時々で変わるだろう。普遍性と特異性が共存するような作品には深さや広さがある。優れた作品の特徴だ。

2018/03/14

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