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「超」怖い話 丙 (竹書房文庫)

「超」怖い話 丙 (竹書房文庫)

「超」怖い話 丙 (竹書房文庫)

作家
松村進吉
出版社
竹書房
発売日
2016-07-29
ISBN
9784801908024
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「超」怖い話 丙 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

姓が同じベテランものまね芸人・松村邦洋さんにそっくりな松村進吉さんは情に篤い方で信頼の置ける作家さんだと本書を読んで確信しましたね。この「まえがき」を読むだけでも本書の値打ちが十分にあるなと思えた程の稀にみる感動のエピソードを紹介しますね。普段からニブい所のある飼い猫で一番の甘えん坊の茶虎の具合が悪くなり動物病院へ2日続けて連れて行ったが3日目に自宅で苦しみもがき痙攣し断末魔の絶叫を上げて死ぬ。著者は彼を抱いて大声で泣き、その後一月以上他の猫を抱き泣き続けた。2か月後、死んだ猫の兄弟の黒猫の癌が再発する。

2021/07/18

澤水月

真っ当怪談です。うまい。前書きが老猫飼いの自分には恐怖…。念仏客、スポットも現象も怖いけど語り手の商魂が一番怖いw マンション理事会って嫌なもんです…。ところで黒法師はいい植物でっせー四半世紀ほっといても元気!

2016/08/02

qoop

明瞭な怪異から、考えたら怪しい…という曖昧なものまで現象に程度の差があり、各編が巧い具合に配置されていく本書。こうした作品の並びを考えても、著者の怪談書きとしての力量は巻が進むにつれ高まっているのではないか。〈いやな役〉のビジュアル、〈邪眼〉の禍々しさ、〈真剣勝負〉のトラウマ感、〈相棒〉の切なさ…と、序盤だけでもインパクト大。〈咎〉〈Yの字〉〈カマキリ〉〈理事会〉と、印象に残る作品多々。

2016/08/01

雪之助

誰々が、こんな怖い経験をしたといった話の短編集。絶叫系ではなく、背筋がススーっとする話が多い。《代理》《土中》《夜景》《痕跡》《不仲》《理事会》等が印象的。

2018/07/28

buchi

ボコったの宮司ちゃうのん「わかちがたし」、ポッポー!「煙突少年」、保険金殺人「邪眼」、防ぎようがない「寝姿」、グー様「真剣勝負」、深海生物「Yの字」、変態霊「ぬすっと」、縁結び霊「焦燥」、ふいてー「追跡」、ミュウツーGO「裏の林」、宇宙平和「カマキリ」、遺灰だよ「不仲」、A棟の因縁が気になりまくり「理事会」。 後味感MAXの「咎」がすごい。

2016/12/25

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