小松左京の猫理想郷(ネコトピア)
小松左京の猫理想郷(ネコトピア) / 感想・レビュー
くさてる
小松左京は猫好きだった。生前の彼の著作から猫に関する文章をセレクトしたもの。猫をめぐる時代の移り変わりなども感じながら小松左京ならではの文化を含めた大きな視点まで楽しむことが出来ました。愛猫たちの写真も掲載されています。
2017/05/24
阿部義彦
SFの巨人小松左京さんと歴代の猫たちとのクロニクル。写真付きです。飼い始めは新婚の時のアパート生活時代。(ペット禁止)勝手に庭にやって来た初代猫、フクでした。全ての猫が貰ったり勝手に居着いたり、そのままフラリと居なくなったりお金で買ったのが1匹も居ない本当の愛猫家です。ゲバ猫チャオの 人相の悪さと凶暴性には呆れました。筒井康隆さんや星新一さんとのおもろ放談や真面目な進化論的考察も楽しかったです。執筆という孤独な作業、猫に見守られてたんですね。しあわせは 夕餉晩酌たのしみつ 猫を数えて みんないる時 左京
2016/11/16
toshi
小松左京(および彼の家族など)が書いた猫に関するエッセイ、対談、小説などを集めたもの。 内容がダブっていたり、かろうじて猫についてちょっとだけ触れてるものまで収録されていたりでちょっと強引な編集だけど、内容は面白い。 小松左京の猫愛が良くわかる一冊。
2016/11/18
ophiuchi
小松家のネコたちは個性派揃いで、ネコをこれから飼ってみようと思っている人がこれを読むと躊躇するかも?
2017/02/02
ももや
本屋を探すこと20分。SFの棚にありました。なんでやねん。でもそりゃそうだ。猫のお話だけでなく、あらゆる事件事象を幅広く考察しており、猫まわり博物学、という印象。筒井康隆や星新一というより、アブラの乗り切ってた頃のムツゴロウさんに近いかな。なるほど動物つながりでもある。こんな本、よくぞ企画、編集してくれたもんだ。ありがたいもんです
2017/06/18
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