噺家の魂が震えた名人芸落語案内 (竹書房新書)
噺家の魂が震えた名人芸落語案内 (竹書房新書) / 感想・レビュー
緋莢
三十人の落語家に「お客様にぜひ聴いてほしい落語」、「自分が一番好きな落語」など、様々な理由で演目をあげてもらい、その結果を集計したもの。ジャズ・ミュージシャンにアンケートを取って作成した名盤ランキングを参考にしたようです。演目ごとに順位がつけられ、同時に推薦演者も書かれています。巻末にあるアンケートも興味深い(ある落語家は、立川談志について、落語より政治風刺、社会風刺、芸評が素晴らしい、と書いていて、大丈夫なのか?と)ですが (続く
2021/08/08
内藤銀ねず
kindle unlimitedになっていたので。現役噺家30人にアンケートを実施、その結果を六代目圓楽(楽太郎)が解説した本。昭和の名人から当代の売れっ子まで「この噺家のこの噺!」をプロが選ぶという企画も面白いし(何より商売仇を褒めるわけですから)、圓楽の解説も本音と自負で勝負してると思う。アンケートの中で、大ベテランの林家木久扇が後輩を褒めていて(春風亭昇太『ちりとてちん』、柳亭市馬『掛け取り』、春風亭一之輔『粗忽の釘』)、これやられたら圓楽も真剣にならざるを得ないでしよ。
2021/12/10
とんちゃん
年齢的に間に合ってない噺家さんも何人かいる。 ライブで観たかったな。
2019/08/20
そうぺい
初読。うーん、Amazonで買ったんですがなんか、勘違いとゆうかダマサレましたねw噺家さん30人の話やら体験やら、芸談やらがいっぺんに読めるのはお得やなあーと思って買ったんですが、ちょこっとのアンケートがあるだけで、ほぼ六代目の円楽師匠の話と解説でしたwwとは言え、やはり面白いですねえ。瓢箪から駒、災い転じて、、ですね。円楽師匠は、笑点の方くらいしか存じなかったんですが、自分の使命と立場と腕をわきまえていらっしゃる凄い人だったのですねえ。感心しました。そのような方の案内なので、楽しませて頂きましたよっ。
2018/12/06
kaz
東西の現役落語家30人からのアンケートに基づく演目の人気ランキング。全52演目。六代目円楽の自慢話はあまり感心しないが、その解説は落語を聴くうえでやはりためになる。巻末の実際のアンケート「噺家三十人衆アンケート」は、なるほどこの人はこの噺、あるいはこの師匠のことをこのようにとらえるのかということがわかって面白い。それにしても、竹書房は校正が雑。
2017/12/10
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