花緑の幸せ入門 「笑う門には福来たる」のか?~スピリチュアル風味~ (竹書房新書)
花緑の幸せ入門 「笑う門には福来たる」のか?~スピリチュアル風味~ (竹書房新書) / 感想・レビュー
踊る猫
発達障害者の困りごとが湿っぽく書かれていたらそれはそれで食傷気味だなと思っていたのだが、そんなことは書かれていない。むしろ発達障害を学ぶ上では参考になりにくい、「スピリチュアル」に軸をおいた一冊となっている。著者が「スピリチュアル」という言葉に危険を感じつつ丁寧に胡散臭さを取り除いて生き方を指南しているという、地頭の良さを感じさせる本だ。それこそ噺を聞くような感覚で一気読みしてしまった。ホリエモンの本など、強烈な自己肯定感が欲しい方には合うのかな? 私も本書を折に触れて読み返すだろうと思う。ダジャレも素敵
2017/09/08
Hatann
花緑師匠が初めて自分で書いた本らしい(以前のものはライターによる口述筆記)。「ディスクレシア」「スピリチュアル好き」を告白しつつ幸福論を語る。「頑張る」の反対は「頑張らない」ではなく「感謝すること」だという。経験の連鎖が現在の自分を形成しており、全ての困難を想定内と捉える。努力することは当然である。努力しないことは将来の後悔につながる。他方、努力の末に生じた結果については、いかなるものもそのまま受け入れて感謝すればよい。結果や評価を求めて無理に頑張ると心身ともに破綻が生じる。只管の感謝こそがご縁を広げる。
2019/01/22
安芸乃勝
感謝・・・、感謝は時々しますね。でも、いつもはしてません。だって、そうありがたいとばかり思ってられませんもの。気の合うやつもいれば嫌いなやつもいる。気分がその時そのときで違うからね。嫌いなやつは嫌いだし、好きになりたいなんて努力すればストレスだし、かえってけんかしてたほうがらくだよな。結局自分に正直に生きるのが幸せなんだと思ったね。
2018/11/04
OMO
面白さ:△ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×
2020/04/14
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