実録都市伝説~世怪ノ奇録 (竹書房文庫)
実録都市伝説~世怪ノ奇録 (竹書房文庫) / 感想・レビュー
夢追人009
世界中の都市伝説の収集家・鈴木呂亜さんの2冊目の単著ですね。どれも不吉な恐ろしい話ばかりで、もう信じるっきゃないなと私は思いますね。『あまりにも皮肉な死』一応、それぞれ国名は略しますね。某国の市長は1メートル20センチの市で一番長いひげの持ち主で「幸運の女神」だと自ら言っていたが、皮肉にも女神ではなく死神だった様で市内で大火が発生した時に慌てて階段でひげを踏んで転倒し首の骨を折って死んでいる。某国の王女がボートに乗っていた時に船が転覆したが誰も助けなかった。厳格な規則の「王族に触れたら死刑」の為であった。
2022/03/14
眠る山猫屋
大変興味深い。シリーズ3冊で終わるのが惜しいくらい。奇妙な符合から始まる数々の奇譚。バナナクモみたいなリアルな話(バナナの皮を剥いたらクサビヘビの30倍の猛毒の蜘蛛が)から、人がヒョイヒョイ消える公園(でも戻って来れる)みたいなホッとする話まで。心霊ネタは少ないが、奇妙で興味深いエピソードが無数。コーラに含まれる解明されていないレシピ“X7”や、新常識を覆すような事例(ピラニアに食べられた事件など)も多くて目から鱗。楽しい時間が過ごせるよw
2021/02/04
澤水月
リプリーの「信じようと信じまいと」、「ファフロツキーズ(例:空から大量おたまじゃくし)」など都市伝説や嘘のような本当の話系を大量に、第二弾。情報量が多くサクサク、ただ飛ばしてる箇所も見受けられるので興味を持ったら自分でも調べるといいかと(某国で誕生日の日に「おめでとう」と声をかけるととんでもなく嫌がられる…と書かれてあったが、調べると正しくは「その日を迎える前に」だった。SNS発達で、当日にその某国選手が祝われまくるのを目にしているので不思議に思い気づけた…)。巨大な穴とか数の偶然とか好きならお勧め
2019/02/06
奈良 楓
【〇】世界の奇談集で、鈴木さんの2作目。ネットで見た話はほとんどなく、とてもおもしろかったです。
2019/02/03
qoop
ネットの普及とともに都市伝説(と著者は呼びたくないそうだが)系の読み物から関心が薄れてしまった。噂を生成・喧伝しようとする作為が見え隠れして、ジャンル自体が持つ魅力的ないかがわしさが別種の胡散臭さに取って代わられた気がするので。軽薄さが鼻につくようになったといっても良い。それでも本書を読んでしまうのは竹書房ホラー文庫というレーベルへの信頼感が高いから(…いや、言うほどでもないかな…)。次巻も読む、多分。
2019/01/30
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