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恐怖実話 怪の残響 (竹書房怪談文庫 HO 429)

恐怖実話 怪の残響 (竹書房怪談文庫 HO 429)

恐怖実話 怪の残響 (竹書房怪談文庫 HO 429)

作家
吉田悠軌
出版社
竹書房
発売日
2020-03-28
ISBN
9784801922211
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恐怖実話 怪の残響 (竹書房怪談文庫 HO 429) / 感想・レビュー

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夢追人009

既読の「一行怪談」シリーズでも独自の異彩ぶりを発揮されていた吉田悠軌さんは今回ノーマルな実話怪談でも手放しで信頼できる職人芸を味わえましてもっと好きになりましたね。ルポルタージュ怪談の旗手であるとの事で怪異も荒唐無稽ではないリアルさを感じますね。現代怪談落語になりそうな最後の台詞が秀逸な一編。『今夜』広告代理店に勤める修司さんが大型プロジェクトの打ち上げの立食パーティーの会場で休憩していると仕事仲間のフユミが「今夜、帰るところがないんですよね」と声を掛けて来る。彼女には恋人がいて同棲していると聞いていた。

2021/01/03

HANA

実話怪談集。実話怪談作家の中には安定して読める人が何人かいるけど、著者もその一人。どの話も実話怪談らしい実話怪談で、インパクトに欠けるもののどれも平均以上の出来。「開かずの便所」みたいな嫌な因縁を感じさせる話や、何かがあるのはわかるがその何かがわからない「うおこさん」や「はげたオウムの話」みたいな事象の背後を感じさせる話まで、その内容は幅広いし。あと水と怪談の関係を主張している著者らしく、「池にたつ家」みたいな話も面白い。常々思ってたんだけど、この辺民俗学の「境界」と絡めたら面白いんじゃなかろうか。

2020/05/03

眠る山猫屋

実話怪談系。厭ミス的な怪談『ちっちゃな手』や『今夜』のおぞましさ。殺人事件にまつわる怪談、猫塚の周囲で連鎖する異常事態。場所がかなり特定できるのでリアリティが強い。近づきたくないなぁ。〈日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷〉参加作品。

2021/08/23

ヒデキ

吉田さんの語り、やっぱり、面白いですね

2021/12/23

ヒデキ

再読、具体的な調査をされているので、怖さが膨らみます

2022/01/18

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