最後の巡礼者 (下) (竹書房文庫 す 8-2)
最後の巡礼者 (下) (竹書房文庫 す 8-2) / 感想・レビュー
ゆのん
本書はミステリーなので自然と作中の主人公と同様に犯人探しをしてしまう…と思いきや、読んでいる途中からとても悲しい気持ちになってしまう。戦争が如何に人間を化物の様に変えてしまうのかと考えてしまうからかもしれない。人の命だけで無く、人生さえも狂わせてしまう。下巻では事件解決に向かって新事実が次々と現れる中、殺人に関係していると思われる登場人物達に同情していまうからか、悲しい気持ちな読後感だった。257
2020/11/15
キムチ
過去と現実の交差の速度がアップするラスト、読み手も、真相への接近に息をのむ。 ホルト・ヴァルトホルストの名前が最後まで混乱し 苦労した。 あとがきで知るのだが登場人物のコアにいる人らにモデルがいたという事でさらなる衝撃。 一人は主人公としての映画化までされたとか・・見てみたい。 巣ごもり強化の昨今、視る映画はナチス関連にばかり向く。今享受できている「仮の幸せ」に漂う中、装丁に有るような状況は僅か 70年前 至るところであったのだと噛みしめずにはいられない。
2020/12/12
のりすけたろう
読み終わったー\(//∇//)\✨なかなか濃厚な内容で悲しげではぁぁー(´;Д;`)となる読了感でした。
2021/02/22
ばんだねいっぺい
見落としているものは何か。ようやく、点と点が繋がってきて線になってくれる。上巻の積み重ねられた描写が活きてくる。出てくる言葉の偶然と必然がってのは、この事件そのものだなと思った。ぜひ、次の話も読みたい。
2020/10/10
み
下巻は、読みやすく感じられスイスイと。戦争はヤですね、何とも悲しい読後感です。刑事のバーグマンさんは、できる人なのかダメ男なのか、像が定まりませんでしたが2作目も翻訳されたら読みます♪
2021/02/23
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