実話怪談 樹海村 (竹書房文庫 く 8-1)
実話怪談 樹海村 (竹書房文庫 く 8-1) / 感想・レビュー
HANA
先の『犬鳴村』同様に前半はルポタージュ、後半は実話怪談という構成になっている。前半の樹海ルポだが、実に読み応えがある。樹海の成り立ちから始まり樹海に関する都市伝説の事実、現場の様子から実際に体験した事まで、樹海というものを非常に幅広く解説されている。後半の実話怪談は玉石混交、というよりつくね乱蔵と平山夢明が飛びぬけてる感じかな。前者はいつも通り「嫌」感が満載であるし、後者は「眉毛が~」「歯が見えた」等、とことん描写の妙で読者を殺しにかかっている。あと樹海の様子、グーグルマップで確認したけど、これは迷うわ。
2021/02/13
坂城 弥生
う~ん…写真とかはあんまりかな、と思った。文章から想像するのが楽しみなので。後半の怪談のほうは好みの物語もあった。
2021/02/01
キンモクセイ
樹海についての考察と実話怪談の2部構成。あの樹海の中に住む場所なんてあるの?朽ちたテント、錆びたガスコンロやペットボトルの残骸を見つけた。数名で過ごしたのか?樹海が自殺の名所で有名になったのは松本清張の「波の塔」が有名らしい。〝未来予想図〟息子が不登校で家族関係が最悪。樹海に来た。帰りたくない。ふと見ると首吊りだ。えっ、自分だ。〝免許証〟肝試しに樹海に行った。木々の隙間から女が見えた。帰りの車でポケットに免許証が。さっきの女のだ。ゴールド免許の名前は岩尾禎子とあった。その晩から枕元に立つ。「返してよ。」
2021/04/02
かおりんご
ホラー。前半は樹海の考察。後半は実話怪談。樹海は苦手。仕事で何回か行ったけれど、好きになれない。樹海に残された所持品を見ているだけで、物悲しくなる。
2021/05/22
雨
樹海ルポは読み応えあった。 コンパスが狂うとか噂は聞いていたけど間違いなのね。
2021/02/01
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