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奥羽怪談 (竹書房怪談文庫 HO 504)

奥羽怪談 (竹書房怪談文庫 HO 504)

奥羽怪談 (竹書房怪談文庫 HO 504)

作家
黒木あるじ
小田イ輔
高田 公太
斉木 京
大谷雪菜
津村 しおり
平谷美樹
鷲羽 大介
鶴乃 大助
葛西俊和
出版社
竹書房
発売日
2021-07-29
ISBN
9784801927476
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奥羽怪談 (竹書房怪談文庫 HO 504) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。個人的な事だけど自分は東北に惹かれた時期があり、二度ほど一周旅行をした事がある。そんな身にとって、東北六県それぞれの県を一人か二人の作家が受け持つという本書はこの上ないご馳走。内容的には普遍的な怪談を扱った部分と地霊を感じる事の出来る部分の二つに大別できるが、自分の好みは圧倒的に後者。黒木あるじ記す「奥羽異譚」はもちろんの事ながら、山形、青森、福島がそれが特に顕著。幼いころに読んで未だ頭から離れない「野辺地の踏切」とかないのかなあ。兎も角個人的な思い入れもあり、読まずにはおられない本でした。

2021/08/26

あたびー

「場所や地名を明かしてくれるな」との要請は奥羽怪談には不向きだと黒木あるじ氏が語るように、地名があればこそ生き生きと立ち上る恐怖が東北にはある。私の子供の頃は法事などと言うと当たり前にミコさん(口寄せ:死者の言葉を伝える をする霊能者)を招くという話は聞いた(我が家は祖父の代から基督者だったので残念なことにミコさんに来てもらった覚えは無い)。しかし東北以外にも絶対あるはずだと思う。よその人達はカッコつけて忘れたフリをしてやしないか?

2023/06/11

東北と言えば妖怪、と言うイメージがあるから霊も出るわね、そりゃ。出てくる霊も地方によって変わるのかな?でもウェ~イ!しながら出てこられても反応に困るな(笑)

2021/09/30

澤水月

黒木あるじらによる東北六県怪談集、総大将の黒木が各県からまとめたパートがまあ上手いったらもう。福島の漫才来訪。青森のまいね・したっけなど方言は人間椅子も使っているなあ。いつまでも読んでいたい本

2021/08/30

海星梨

KU。コロナ時代の苦労を感じる一冊。過去の怪談本の引用や孫引きが目立った。実話怪談を提供し続ける、竹書房怪談文庫で初めて気になったかもってくらい。怪談収集もコロナ禍の煽りをくらってるんだなと。東北弁いいよな。やっぱ、あれや、助詞と用言の活用が方言らしさを作ってる。津軽弁の教本、買おうかなぁ。

2022/05/31

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