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煙鳥怪奇録 足を喰らう女 (竹書房怪談文庫 HO 607)

煙鳥怪奇録 足を喰らう女 (竹書房怪談文庫 HO 607)

煙鳥怪奇録 足を喰らう女 (竹書房怪談文庫 HO 607)

作家
高田 公太
吉田悠軌
煙鳥
出版社
竹書房
発売日
2023-04-28
ISBN
9784801935211
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煙鳥怪奇録 足を喰らう女 (竹書房怪談文庫 HO 607) / 感想・レビュー

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sin

『煙鳥怪奇録』シリーズ三冊目である。普段、実話系はともかく実話怪談はあまり手には取らないのだが、煙鳥の話は興味深く読んでいる。夏に読んでいるので「怪談の夏、煙鳥の夏」であるが、今回は奇妙な物語風の話が多かったように感じた。最初、表題の“足を喰らう…”に厭なイメージを抱いて読み始めたが、その話自体は全体の締めくくりとして最後に語られ、その結末の意外さに怖さより、哀れを感じてしまった。

2023/07/04

あたびー

ドハマリして次々煙鳥怪奇録を読み四冊目(順番めちゃくちゃ😆)。表題は一体なんの事だろうとすごく気になりました。したっけ、こういうことだったのだ。なんだか、最初の印象とは違って悲しい話でした。煙鳥さんの語る怪談について他の人達と議論する場面がいくつかありますが、ワイワイしていて楽しそう。

2024/08/20

佐倉

個人経営のマッサージサロンにやってきた謎の女性。呪術師の修行中と語る彼女に付きまとわれる体験談『足を喰らう女』。やはり煙鳥氏の語りだとある程度の長さがあるエピソードが特に楽しい。考察パートのワクワク感と言えばいいのか。洒落怖的な、出来事が進行するのを見守る感覚が味わえる一篇。一話完結型ではちょっと変わったこっくりさんの『分身さん』雑音の中に「ん?」となる違和感が混じる『雪夜の声音』奇妙な夢と現実の一致の『見知らぬ風呂場』が気味悪くて面白かった。『ダイブ!』のようなオチに投げやり感のある話も健在。

2023/05/07

うさっち

「足を喰らう女」ストーカーみたいで別な意味で怖かった。「寝言アプリ」自分なら変なこと言ってたら怖いから使おうと思わない。

2024/09/13

misui

実話の支離滅裂な、釈然としない感じの話があるかと思えば、しっかり力の入ったアクの強い話もある。そして徐々に雰囲気を盛り上げつつ大ネタの「足を喰らう女」へ。これは経緯の気持ち悪さもいいんですけど、往年のオカ板みたいな考察パートでガヤガヤするようなところもあって、参加型の楽しさですね。皆で作り上げた怪談。全体に夢話が散りばめられているのも最後に効いてくるような趣向を凝らした楽しい一冊でした。好きな話は「ブランコ」「分身さん」「ギョッ」「見知らぬ風呂場」あたりの子供時代の話。

2023/05/04

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