がーでん姉妹 5 (バンブーコミックス)
がーでん姉妹 5 (バンブーコミックス) / 感想・レビュー
T.Y.
男女の双子が生まれてさらに賑やかな庭家。三つ子で一人だけ浪人していた風子も無事大学合格し、池子はなんと高卒で就職、そしてカナリは高校生活を送りながら(本人も知らぬ間に)漫画家デビュー。就活での売り込みとは無縁に誘われて就職、牧歌的である意味では健全な話である。冒頭には作者の『ハジメルド物語』を思わせる彼女の作品(つまり作中作)がカラー掲載され、微妙に虚実の境について考えさせる。でもさり気なく印象深いのは、双子のアイデンティティが気がかりな「二人ともどっちの名前にも反応してる」エピソードだったり。
2018/07/11
二升石
「てきぱき」の頃だったろうか、最近の竹本先生はスロースターターになってきたなと思ったのは。この巻を読んでいて、久しぶりにその時の事を思い出した。この漫画は明らかに、巻数が進むにつれて面白味が増して来ている。子供たちの成長で描ける話の幅が広がった事ももちろん有るのだろうが、何よりこれまでの細やかな描写が降り積って、登場人物たち全体にそれぞれ良い具合の篤みが出てきているのだ。それが安定感のある世界とよくマッチしている上に、竹本先生初の「業界もの」の要素まで加わるとなれば、ただただ楽しいと思うばかりだ。
2018/08/06
kiriya shinichiro
わざわざ 主人公は池子、って書かなきゃいけなくなってきたんだなあと思った(一番可愛いけどね)。この巻の目玉はカナリの漫画家デビューなので、冒頭の描きおろしにそのサンプルが! 竹本泉の(短期で別冊掲載だけど)の最初の連載が「ハジメルド物語」だったことを知ってる人はニヤニヤするよね。ちなみに次の巻のネタが後書きに出ちゃってるので、それを知ってる人(雑誌で読んでる人)もニヤニヤできるでしょう。しかし不思議な漫画だよね。ストーリーは何もないのに読ませちゃうんだから。
2018/07/06
こぼこぼ
時は流れる。うじゃじゃ。
2018/06/25
かやは
池子ちゃん1巻で中一だったんだぜ? それがさー月日が経つのはさー。
2018/06/16
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