酒の追憶
酒の追憶 / 感想・レビュー
ケイ
書いた頃、既に身体はひどい状態だったのだろう。そこに持っていくまでの前置きが長い。長い前置きで、昔の酒の飲み方の悪い例をまじえながら、自分の体験をとりとめもなく書いているようで...、いや、これが、実に味がある。「太宰はやはりいいね」これをフランス語に訳したフランス人が言ったから、改めて読んでみた。読み手を心配させ、あらまあとくすりと笑わせ、そして哀しくさせる。何度読んでもあきさせず、読むたびに哀しさがより増す太宰の作品の一つ。
2018/10/21
Akihiro Nishio
行きつけの日本酒バーで読もうと買った本。何と、18ページしかなく10分で読み終えてしまい、バーでちょっとしたブームになる。内容は酒の失敗やチャンポンは良くないという話。太宰より自分の方がもっとダメな飲み方をしているし、失敗もしているという話で本日は盛り上がった。
2018/11/01
Y89
お酒の風習と自分や友人の失敗談集。一気飲み強要よりはマシじゃろ。強要で飲まされた初酒(?)での失敗からたくさん呑むようになってしまった太宰にはなんとも言えない感情になる。太宰の感情的には世相への憂いのほうがつよい
2022/05/29
ひろちゃん
酒の飲み方、価値観は時代によって変化する。太宰も身を持って実感したようである。
2018/03/20
みか
太宰のお酒の飲み方が面白い。いつの時代も皆やらかすもんですね。
2020/01/25
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