高台寺
高台寺 / 感想・レビュー
荒野の狼
宮本百合子の短編で10分ほどで読了できる内容。本作は、「新版 古寺巡礼 京都 37巻高台寺(淡交社)」の「高台寺 文学散歩p116」で紹介されている。本作の題名は京都にある豊臣秀吉とねねの寺として知られる「高台寺」であるが、本作での高台寺は、後半に数行のみ、主人公らが訪れる時に描写がある。「蒔絵のある建物」=霊屋に行くときに「登龍の階」=臥龍廊を渡る話が紹介される。本作の大半は、「都をどり」の話であり、これに参加する舞妓たちの舞台裏の実像が生き生きと描写されている。
2023/08/14
感想・レビューをもっと見る