ゆく雲
ゆく雲 / 感想・レビュー
sshota0313
樋口一葉の作品の主人公は必ず境遇に痛めつけられていて、バッドエンドで終わる。そこがどうしてなのか気になっていて、苦い後味が好みだったのか、はたまたもっと現実に失望していたからなのか、この時代の「女としての役割」がすごく窮屈で、憎悪にまで達していて、その自分の気持ちとそれでもどこか社会的役割、常識に従おうとしている自分との間の葛藤がそうさせているのか、そういう部分が気になっている。
2019/03/05
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