真夜中の遠い彼方 (天山文庫 さ 5-1)
真夜中の遠い彼方 (天山文庫 さ 5-1) / 感想・レビュー
たーくん
再読→→→新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。怯えながらメイリンと名のる少女は、監禁場所から脱けだす際、地回りの組長戸井田を撃ち、組織に追われていた。さらに克彦は日本に流れつくまでの難民生活、日本での過酷な労働を凌いできたメイリンの境遇に衝撃を受ける。欲望を孕んだ週末の新宿に蠢く暴力団の凶手。警察の執拗な捜査。この娘を救わなければならない。メイリンの姿が、この街に逃れてきた自分の姿と交叉した時、克彦は刻々と迫る二重包囲網の突破をはかった。
2018/09/07
go
佐々木譲さんの初期の作品のようだが、伸びる感じがすごいする。この頃から手堅いし、よく書き込まれいるし、安定感がある。まだ歌舞伎町にそこまで外国人が多くない時代というか、今ならかなり無理だよなあと思った。ちょっと途中で読むのやめようかとなったりもしたが、まあまあ面白かった。
2024/09/28
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