水上勉社会派短篇小説集 不知火海沿岸
水上勉社会派短篇小説集 不知火海沿岸 / 感想・レビュー
OHモリ
・水上作品は「ブンナ・・・」を学生時代に読んだ気がするが内容は全く記憶がない。当時はあまり印象に残らなかったのだろう。なのでほぼ初読み。 ・テイストは松本清張に似ていると感じた。「推理小説」というくくりよりも「社会派小説」というくくりで、謎解きやトリックよりも犯人がなぜ犯罪を犯したのかという背景をあぶりだすことが主眼とされているらしい。バックグラウンドとしての時代背景は全く違うのでテイストは異なるけど、この路線を引き継いでいる一人は宮部みゆきのような気がした。
2022/02/22
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