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良寛

良寛

良寛

作家
立松和平
出版社
大法輪閣
発売日
2010-06-01
ISBN
9784804613024
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良寛 / 感想・レビュー

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ジャズクラ本

◎立松和平×大愚良寛の本である。実直な立松がこれまた愚直にして清貧の良寛を描いたのであるから、 グダグダ言うまでもなくこの本の性質は分かろうかと思う。一切の虚飾を廃し求道者のように文字を連ねる文体は立松独特のもの。思い違いかもしれないが立松は晩年曹洞禅を調べぬいていたとも聞く。作者と被写体のベクトルが完全に一致したその内容は実に清々しい。閑話休題、晩年良寛は貞心尼という尼僧と交際をもつ。その時良寛が枯れていたのか現役だったのかは埒外のこと。その事実が良寛らしからぬとも言えるし、実に良寛らしい気もする。

2020/05/13

りこりり

よかったです!

2023/08/19

ユカ

良寛さまの人生、仏教を楽しく知れた。ところどころウッと泣きながら。弟に家督を押し付けたと生涯苦しまれたというところに同情。故郷に乞食僧として戻るのが一番辛い行。…ですよね。

2019/09/28

Splash

良寛はあまりにいい人過ぎて、感情移入ができなかった。

2016/07/04

しぇるぱ

越後の庄屋の息子に生まれ、成人後、僧になることを志し、地元の寺に入り、師匠筋の寺、岡山・玉島の円通寺で修行する。印可を得て、旅に出る。故郷を目指して、山寺の庵に住まいを得る。お話しの展開としては、さしたる事件はないのですよ。修行の経過として、お経の解釈が出てくる、禅僧の述懐が出てくる。これが長いので、読み流す。雑誌「大法輪」に連載されたものです。宗教雑誌なので、遠慮することなく宗論宗旨の掘り下げが行われている。越後に帰ってからは、俳句、和歌、漢詩が多い。一語一句はとても読めません。さらさらと撫で読みになる

2012/01/29

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