ベーオウルフ
ベーオウルフ / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
英文学最古の伝承の一つで英雄ベーオウルフの冒険を語る叙事詩をほとんど原文に沿った内容になっている。英文学と言いながらデンマークを舞台にベーオウルフが夜な夜なヘオロットの城を襲う巨人のグレンデル親子(第一部)や炎を吐くドラゴン(第二部)を退治する二部構成の英雄譚。舞台がデンマークなので北欧神話(エッダ )の1つとして扱ってもいいかもしれない。ただ『ヴォルスンガ・サガ』や『ニーベルンゲンの歌』等に比べ、今一つマイナーなのは物語の中に英雄と美女との恋愛物語がなく、武骨な怪物退治だけを語っているからであろう。
2019/01/22
メイロング
小説の中の小説のよう。濃厚なサトクリフ作品の中ではおどろくほどアッサリだけど、世界を形作る壁は堅牢そのもの。新装版で読めばよかったかな。
2013/06/28
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