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生きているヒロシマ

生きているヒロシマ

生きているヒロシマ

作家
土門拳
出版社
築地書館
発売日
1978-01-01
ISBN
9784806756019
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生きているヒロシマ / 感想・レビュー

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とよぽん

ヒロシマに生きる人々の、原爆によってもたらされた様々な苦しみ、理不尽な処遇、怒り、不安・・・。それでも、皆助け合って生きている。生きていく。写真の訴える力を感じた。

2019/04/17

モリータ

◆1978年刊。1958年刊の『ヒロシマ』と1968年撮影・未刊の『憎悪と失意の日日』をあわせて構成したもの。◆大阪府立大学の図書館で久しぶりに読む。祖母の家の母の本棚にあったこの写真集を『筑豊のこどもたち』とともに小さい頃から繰り返し目にしていたのだが、家を片付けるときに引き上げなかったのが悔やまれる。◆「梶山健二君の死」は写真も文章も当時から忘れられない。

2019/04/10

mitam

今更ながら。土門が広島に行くのを怖がっていたという経緯を別の本で読み、「なんだ結局雑誌の仕事がなければいかなかったのか」などと思っていたが、いざ読んでみて写真の力に圧倒された。文章も、土門が広島・長崎に無関心でいたことを正直に語っていて力強い。被爆者をひとくくりにせず、老若男女を切り分けていく構成にもヒューマニズムを感じた。「13年経っても終わっていない」という書き方をしているが、60年が経った今、「73年経っても終わっていない」という書き方が毎年されてきていることについて土門はなんと言うだろうか。

2018/08/06

しーちゃん

写真はこんなにも物語るものなのか。まるで、ドキュメンタリー映画を見ているかのようだった。被爆後のケロイド治療、戦災孤児、スラム、日常。私たちが実際にはもう見ることのできない世界。苦悩の中にも、こうやって生きて、復興してきたのか…と圧倒される。被爆者の方が少なくなっている今、自分に何ができるか改めて考えたい。

2021/08/17

サクラ

何年経っても決して忘れてはいけないこと。私ごときに何が言えるだろう…辛い、辛すぎる。でも、大事な事。今すぐ戦争を止めたとして、何十年人は苦しみの中で生きていくのだろう。まだ、先の大戦の痛みも癒えてないというのに

2023/08/16

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