さようなら私の二十世紀
さようなら私の二十世紀 / 感想・レビュー
独りで読書
昭和の名エッセイスト・シャンソン歌手である著者の自伝。戦後の混乱期にアメリカやフランスに渡り活躍した人だけに、その出自にも興味津々だったので、期待を込めてページを繰った。…御年77歳頃というから仕方ない。筆が乗る時と乗らない時の差があまりにも激しいけれど、伝記として読むには充分だった。出てくる当時の文化や交友関係など、パイオニアの一人として時代を生きた著者の足跡は、私に改めて絶対的な真実を教えてくれる。行動しなければ何も始まらない。行動と決断の繰り返しの先に存在する宝物を、確実に手にしたのが著者なのだ。
2013/05/15
サリーちゃん
私の人生のバイブル 中日新聞の夕刊に連載されていたのを毎日楽しみにしていました。一度お会いしたかった!毎日平凡に生きている自分が読むと泣きたくなる。大変な時代を生きて、夢を抱いて外国で生きるって。著名人ともたくさん出会って眩しい限りです。再婚されたエピソードを読むと 自分もまだ若いんだな、これから本当の恋をするのかも、と思うと一日一日をめいっぱい生きないとといても立ってもいられない気持ちになる。
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