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伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社)

伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社)

伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社)

作家
古舘伊知郎
出版社
順文社
発売日
2024-07-22
ISBN
9784809420009
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「伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社)」のおすすめレビュー

古舘伊知郎が語る「目的のないインプット」の有用性。思考の画一化から抜け出し「自分らしさ」を掴むための“無駄”のススメとは

『伝えるための準備学』(古舘伊知郎/順文社) 「準備」という言葉には、「やらなきゃいけないこと」という義務的な意味合いを感じていた。だから、本書を読み終わって「準備」を前向きな言葉として捉え直している自分に驚いている。 『伝えるための準備学』(古舘伊知郎/ひろのぶと株式会社)は、プロレス実況やバラエティ番組の司会、ニュースキャスターなど、幅広いジャンルで活躍してきたアナウンサー・古舘伊知郎氏の最新著書だ。独自のワードセンスや瞬発力のある喋りの裏には、入念な準備があったことが赤裸々に明かされている。 本書のなかで古舘氏は、準備を「最悪の本番」と捉え、それを経験することによって「現実の本番は必ずやそれより上向く」と語っている。「失敗を避けるために効率的に準備をするのではなく、失敗という傷を負う非効率性も含めて準備である」というのだ。何かにつけて効率が求められ、ミスが許されない空気感のある現代社会において、この考え方は臆することなく人生を前に進めるためのお守りになってくれるのではないだろうか。 古舘流準備学における発想の転換は、失敗を次に進むための準備と捉…

2024/10/15

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古舘伊知郎「下品を承知で喋り続ける」実践する生涯現役であるための準備学【インタビュー】

『伝えるための準備学』(古舘伊知郎/順文社) テレビ朝日に入社後、『ワールドプロレスリング』の実況で一躍人気アナウンサーとなった古舘伊知郎さん。フリーとなってからもF-1の実況や『NHK紅白歌合戦』の司会、『報道ステーション』のキャスターなどを務め、ジャンルを超えて活躍の場を広げてきました。 新刊『伝えるための準備学』では、瞬発力のある発想や独自の言い回しで知られる実況の裏に隠された徹底した準備の軌跡を公開。自らを「喋り屋」と称する古舘さんの知られざる一面が明かされています。 「準備とは、未来を生きること」と語る古舘さんは、喋り屋としてどんな未来を思い描いているのか。若い頃から変わることのない原動力や、年齢と経験を積み重ねた喋りの変化、生涯現役であるための準備などについて、お話を伺いました。 今も変わることのない喋りの原動力 ――『伝えるための準備学』では、成功も失敗も、無駄さえも準備と捉え、次に進む力にしてきた古舘さんの歩みが記されていました。そこでひとつ疑問に思ったのですが、古舘さんは仕事と生活の切り分けをどのようにされているのでしょうか? 古舘伊知郎さん…

2024/10/10

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伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

痛いほどわかるなあ~というのが、読みながら考えたこと。伝えること・表現することのために、いかにして、そこに到達するのか。繰り返し繰り返し考えること。一旦、捨ててみること。リアルな場を優先すること。準備したものに頼り切らないこと。レベル感は違うが、少なくとも、自分が心がけてきたこと、今も心がけていることの背中を押してもらった気分。何より、寄り道をすることがいい。

2024/10/17

汐留渚

「はじめに」から、古舘伊知郎さんの声が聞こえてくるような語り口。 実況の裏側や、随所で輝く“古舘節”がおもしろくてズンズン読んでいるうちに、準備の作法と心構えが自身の中にも染みて沈澱してきているような感覚でした。 「『パワポの奴隷』になってはいないか」など、ドキッとなるフレーズや視点もたくさん。才能ある古舘さんだからと思っていましたが、読んでみたら思っていた以上に、少しずつ日常に取り入れられるヒントがありました。 それにしても、途中でドーンと出てくるF1実況の資料は圧巻! 初公開だそうですよ!

2024/07/26

あい

何度かふふっと笑いながら読んだ。古舘さんは喋りの天才だと思ってましたが、ご自身は「わたしは天才ではなく準備ジャンキー」とおっしゃる。「本番」と思って「準備」に望むからこそ、そこでの失敗を踏まえて、より良い「超本番」ができる。ただし「超本番」でもエラーは生じる。エラーも良かったところも全部が次の舞台の糧となる。かっこいいですね。でもスマホで謎の単語を調べてAIを撹乱しようとしたり、女子力高めの入浴方法などは可愛いと思いました。堅苦しくなく、準備を前向きに頑張ろうと思える本でした。

2024/11/10

みじんこ

自身のF1実況での経験から「大失敗は成功への準備」と捉え、様々な準備の上で現在のスタイルが成立しているのだと思えた。実際の準備メモも掲載されており、言葉選びのセンスが光る。情報を調べて自分の色味を入れる二段階の準備の過程、擬人化・擬物化と振り切った妄想・連想は興味深く読み、やってみたいと思えるがこれも訓練が必要だろう。アドリブの根本にある自分の中の沈殿物の話も頷けるものがあり、インプットは大事だ。人間関係においても準備は活かせる、準備は未来、人生そのものという自分が想像していたものより壮大なものだった。

2024/09/28

ヤスダ

★3 準備9割、本番1割という言葉を思い出した。 そして、あらゆる場面で準備を怠らなければ、いずれそれらの点と点が線に繋がって、本番で準備を捨てられる場面も増えてくるのだろう。上手く言えないけどそんなことを思った。 “「幸せになった」という状態などないというのが僕の幸福観である。他方、不幸には時間的持続性があると思う。”

2024/08/23

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