本の世紀 岩波書店と出版の100年
ジャンル
本の世紀 岩波書店と出版の100年 / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
信州風樹文庫が整然と並んでいる本棚と思ったら、中洲小学校の児童が丁寧に掃除しているとは知らなかった(011頁)。気持ちよく利用できるのがよい。ここは教養文化の象徴的な存在である(015頁)。ワーズワースの低く暮し高く想う。正義は最後の勝利者なり(030、059頁)。岩波文庫の累計の売り上げ上位10作品(052頁)。プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』→漱石『坊ちゃん』→ルソー『エミール上』→『論語』→漱石『こころ』→中勘助『銀の匙』→マルクス、エンゲルス『共産党宣言』→西田幾多郎『善の研究』、
2015/12/05
しげパレード
『本の世紀 岩波書店と出版の100年』読。岩波書店の歴史とともに、時代背景や出版界の流れを追った一冊。創業者の岩波茂雄の地元ともいえる信濃の新聞の連載をまとめたものだから、流れ切れてたり郷土の話多いけど短編みたいにさくさく読める。激動の時代の信念が現代にも継承されてることを知れる。
2015/10/26
呑司 ゛クリケット“苅岡
岩波書店が出版を通して文化に資する道を100年に渡って解説している本。新聞に掲載したものをまとめてあるので、読みやすい。著作の中で文化の配達人と言う役割の街の本屋がどんどん無くなっている現在、本を購入するのはAmazonとなった。取り寄せの時間も掛からず手元に配達までしてくれる。安く買いたいならブックオフ。そして、公共図書館の頑張り。1番気になったのは、大衆に文化が足りず戦争になったと言う一文。果たして今の大衆は戦争を止めることが出来る程、文化的になっているのだろうか。為政者の誤魔化しに気付いていない。
2022/06/02
感想・レビューをもっと見る