大島弓子 fan book ピップ・パップ・ギーととなえたら
大島弓子 fan book ピップ・パップ・ギーととなえたら / 感想・レビュー
天の川
まさにファンブック!一気に読むのが惜しくて、毎日少しずつ読みました。大島弓子さんを大好きな方々が大島さんに捧げる愛情溢れる言葉の数々にもう頷くばかり。嶽本のばらさんの友人の「彼女は硬派な革命の詩ですら、自分の柔らかな世界観の中で別物に変換してしまう。錬金術師の彼女にかかってしまえばどんなに厳しい世の中の法則も愛しいものに変わってしまう」という言葉に納得しつつ、あの瑞々しい作品にどっぷりつかった70年代の日々を愛おしく思うのです。
2015/02/14
TKK
ふわふわしていてエキセントリックで、登場する少女たちは常々尾崎翠の小説の少女に重なるなと思っていた。今でいう不思議ちゃん。「今日は明日の前日だからこわくてしかたないんです」なんてエッジが効いてること。エプロンドレスのチビ猫も抱きしめたくなるほど可愛いかった。懐かしい作品群の解説、連載時の扉絵、ご本人によるコメント、ファンを公言する著名人のインタビューなどなど盛りだくさんで、少女漫画に囲まれていたあの頃を思い出す。幸せな時間。
2015/02/13
nonicchi
大島さんは「花の24年組」の中で一番読んだ先生かも。お名前は小学生の時から知ってましたが、意識して読んだのは「綿の国星」以降。「秋日子かく語りき」「つるばらつるばら」「毎日が日曜日」あたりは特にハマってました。今の住まいには大島先生の本は置いてないので、巻末の作品リスト(よくまとまっていて素晴らしい!)を参考に、またちゃんと読み返して大島ワールドに浸りたい、と思いました。
2016/07/10
aria
大好きな竹宮惠子せんせ、萩尾望都せんせに続き ようやく大島弓子せんせへ行き着きました(; ;)読んでみたい作品が沢山出てきたので、これからゆっくり手にしてみたいです(; ;)既に感慨深いなぁ〜(胸いっぱい
2016/01/05
りりす
大島弓子の描くヒロインについて、「ガラスのようにもろいが、最強のガンコモノ」という表現が適切すぎてこれ以上ない。大島弓子ファンの作家の面々がそれぞれの大島弓子を語ります。私の好きな嶽本野ばらも寄稿。和久井香菜子さんという初めてきく方の70年代少女漫画価値観がおもしろかったなぁ。彼女の書いたものをもっと読んでみたい。大島弓子の作品一覧と入手しやすさも見られて、良い一冊でした。
2018/11/11
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