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はだしのゲン (第5巻)

はだしのゲン (第5巻)

はだしのゲン (第5巻)

作家
中沢啓治
出版社
汐文社
発売日
1984-01-01
ISBN
9784811300344
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はだしのゲン (第5巻) / 感想・レビュー

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やすらぎ

色んな事情があり、手紙を残して行ってしまった人との再会。そして新たな出会いと別れ。あの日からもうすぐ3年が経つ。子どもたちは少しずつ成長したとしても、心に残る傷を背負い続けて生きている。満足に食べることさえままならない。こうなりたい、その望みを叶えられるような時代はまだ訪れていない。こうあるべき、その強い気持ちで生き延びている、はだしのゲン。限られた選択肢の中で、家族のため、友のため、皆のために走り回っている。麦のように踏まれても踏まれても、たくましく穂をつけてほしい。平穏を願っているのに未だ自由はない。

2024/01/14

みゃーこ

原爆は落とされたその瞬間も恐ろしいが放射能の恐怖はもっと恐ろしい。原爆ぶらぶら病に侵され無気力になったおじさんが登場し、原爆孤児が浮浪児としてヤクザとなっていく、勝子は生涯消えない顔の火傷、教育を受けられず住む家と家族を亡くした子供たち彼らの将来に落とす影、原爆の恐怖は終わらない。今東日本大震災を風化させてはいけないと、この作品を読むと彷彿とさせられる。

2014/04/21

八百

ここに来て思想的、政治的方向に大きく舵を切ったかに見える第5巻。小学三年生で咥えタバコで拳銃を振り回す少年ヤクザ(嘘っぽいが当時のフィルムで見たことがある)から始まり天皇批判、原爆投下の隠蔽、米軍ABCCの被爆者サンプル調査と中沢さんの激しい怒りの炎がページ越しに見えるような展開。実際この作品を描こうと思った動機が原爆症の実母の死であり悲惨な現実を伝えなければとの想いがそうさせるのだろうがやはりこの作品の魅力はゲンの奔放溌剌なドタバタ劇が表舞台にあってこそ

2016/07/21

コウメ

友子も死んでしまってお母さんまでも、

2019/03/25

カープ坊や

《再.....再読》 昭和22年12月 戦争の最高責任者で 日本の神であった天皇陛下が 人間になり まだまだ原爆の爪痕が残る広島を訪問。 ゲンの複雑な気持ちは、もっともだ!

2014/03/26

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