はだしのゲン (第1巻)
はだしのゲン (第1巻) / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
小学生時代以来の再読。何かと小綺麗になったこの時代に改めて読むと強烈痛烈である。悲惨や暴力、差別語がばんばんたたき付けられ、子供のみならず大人もわんわん泣く。剥き出しである。中沢啓治のお父さんは左翼系の方だったそうだが、そういう人には本当に地獄の季節だったであろう。いたずら坊主やんちゃ坊主は苦手な私だが、ゲンのやんちゃは必ず正義と人助け。その真意を隠して叱られているゲンの優しさには参った。
2013/10/25
zero1
8月が近い。戦争は人の心を壊す。原爆投下前でも、それは同じ。広島の中岡家は父親が反戦主義者のため、【非国民】と呼ばれる。彼の思想は「少年H」(妹尾河童)を思い出す。ゲンの兄は両親が反対する中、海軍を志願。特攻と疎開の現実。朝鮮人に対する差別。そして運命の8月6日がやって来る。それからは地獄絵図。📚️今読んでも新鮮で多くの事を学べる。13年に島根県松江市の小中学校図書室で閉架された騒動を忘れない。本書に対する意見をコメント欄で紹介。何度でも読み、戦争と核兵器について考えてほしい。
2023/07/24
コダマ
はだしのゲン。小学校の図書館には3巻からしかったので最初の部分を読むのは初めて。人間同士が疑心暗鬼になっている描写はSFでも見ている気分だった。
2020/09/12
ゆりまなっとう
図書館本。戦争で大変な目に会うのは国民であり何も知らされずにマインドコントロールされている。正常な精神ではとても戦争なんて出来ないと思う。警察や教員、など日本全体がオカシイ。憲法を改正とか何とか言ってるけど今の憲法のままでいいと思う。絶対に子供を戦争に出したくない。
2016/03/19
もーちゃん
子どもが学校図書館から借りてきた。人間はなんでこんなにまでむごいことができるのか。これってジャンプに掲載されてた話だったんだな。
2014/05/17
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