ワンガリ・マ-タイ: 「もったいない」を世界へ (伝記絵本世界を動かした人びと)
ワンガリ・マ-タイ: 「もったいない」を世界へ (伝記絵本世界を動かした人びと) / 感想・レビュー
yomineko
勿体ないを広め木を植えたばかりではなく、独裁政権にも立ち向かったワンガリ。「ンガリ」=キクユ族の言葉で豹。「ワンガリ」=豹に属する者という意味。彼女が自分自身も森の一部だと思っていたからこそ、出来た運動。2004年アフリカ人女性初のノーベル平和賞を受賞。2011年9月25日ナイロビにて逝去。享年71歳。
2024/06/27
モリー
ワンガリ・マータイさんの伝記絵本。二冊目。巻末には自叙伝から彼女自身の言葉が紹介されています。以下、引用。「正しいとわかっているとき、声をあげることを恐れてはいけません。恐れたままでいて、安全が保証されたことなど一度もないのですから」実際、彼女の行動は命の危険を伴うもので、ときの政府から危険人物視されていました。暴力や投獄に屈せず、人々を正しい道に導いた彼女の勇気に心から敬意を表します。
2019/05/19
phmchb
図書館本。
2022/10/28
rie
商用目的で次々に木が伐採され、森林破壊が進むケニアで、ときに政府を相手に闘い、投獄されてもへこたれなかったワンガリ・マータイの生涯が描かれる。独裁政権下の巧妙な手口にひるむことなく、自然を守ろうと訴え続けたマータイの活動は、誰もがまねできるものではないほど、潔く、尊い。部族間の争いをやめさせるために、武力を使わず苗木を贈り合うよう伝えたというエピソードには胸を打たれた。
2015/12/20
ビシャカナ
「もったいない」を世界に広めた、ことぐらいしか知らなかった自分には、その生涯に驚かされた。貧しい生まれながら勉学の才能に恵まれ、やがて世界を知る中で、権力にも屈せず、植樹という平和的な輪を広げる。まさに歴史的な偉人。カラフルで土俗的な挿絵でその生き様がより鮮やかに映る。
2019/01/27
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