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ざしきわらし (えほん遠野物語)

ざしきわらし (えほん遠野物語)

ざしきわらし (えほん遠野物語)

作家
京極夏彦
柳田国男
町田尚子
出版社
汐文社
発売日
2016-12-16
ISBN
9784811322551
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ざしきわらし (えほん遠野物語) / 感想・レビュー

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starbro

えほん遠野物語シリーズは全作読んでいます。12月の新作なので書店に平積みされていると思ったのですが、複数の書店を廻ってようやく見つけました(しかも1冊しかない)。本シリーズの中では、絵・ストーリー共に一番の怖さです。「ざしきわらし」のせいか白蛇の祟りか解りませんが、一家絶滅までしなくても・・・

2016/12/29

KAZOO

京極さんが書きなおした遠野物語のざしきわらしの物語です。町田さんの絵が印象に残ります。ざしきわらしのはなしはこんなにこわい感じに作り直すのはさすがに京極さんだと思いました。本当は蛇がまだいればその家は結構栄えるのでしょうが、それをすべて殺してしまってはさきゆき・・・。子供向きではない感じです。

2017/02/05

えほん遠野物語シリーズ。ざしきわらしには女の子ちゃんもいるのですね。うちにも来てほしい!

2017/08/20

jam

子供は怖い話が大好きだ。成長がそれを求める。子供というのは存外残酷なもので、多くは善悪の概念や感情の発達が未熟なことに因る。だから情操教育に絵本は大きな役割を持つ。児が感情として初めに感じる恐怖は、母親が目前から見えなくなることで、次が人見知りである。「発達課題における怖さの認知」が重要なのは、母児(若しくはそれに代わる者)との絆の成立を意味し、盤石な精神的土台の目安となる。暗い部屋の布団のなか、母の温もりを感じつつ見る怖い絵本。あらゆる感情の源泉は、満ち足りた心から溢れ、やがて世界を潤す。

2017/08/24

アキ

遠野の旧家でよく聞く話である。家の廊下で知らない男の子に会った。座敷わらしだと思った。3頁目で男の子の目がもう怖い。ふたりの童女の目も怖い。蛇を殺した孫左衛門の庭にはえたきのこを食べて、娘以外全員死んだ。その娘も年老いて死に家系は絶えた。ふたりの童女が行くと言っていた別の村の某という家は栄えた。遠野あたりでいう座敷わらしとは、そうしたものである、で終える。安藤忠雄が設計した「こども本の森 遠野」にもこの本はおいてあるのでしょうね。https://kodomohonnomori-tono.com/

2021/10/13

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