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ごんげさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

ごんげさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

ごんげさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

作家
京極夏彦
軽部 武宏
柳田国男
出版社
汐文社
発売日
2018-05-31
ISBN
9784811324814
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ごんげさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期) / 感想・レビュー

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starbro

京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 第二期第三弾は、『ごんげさま』、『ごんげさま』も知らないけど、何と思いながら読みました。『ごんげさま』≒獅子頭のようですが、少し違うとの事です。今回はあまり怖くありません。 https://www.choubunsha.com/special/tohno/

2018/06/01

アキ

京極夏彦・えほん遠野物語・第二期・軽部武宏:絵。遠野の村には村毎に神楽舞いに使う頭がある。それを、ごんげさまと呼ぶ。ごんげ様には霊験があり、火事があっても飛び上がって咬み、火を食い消してくれる。鱒沢村のごんげ様は神楽舞いの際、座敷に出てきて暴れるので、土蔵に閉じ込めることもあった。附馬牛のお祭りで村のごんげ様が奥座敷に置かれた際に、隣り合ったごんげ様同士が夜中に闘って、片耳を食いちぎった。他のごんげ様と一緒になるとけんかをするのである。遠野村には片耳が取られたごんげ様がたくさん残っている。

2022/01/06

ままこ

ドーンと迫力のある表紙。獅子舞に似てるけど少し違う。荒々しいけどしっかり御利益もある。耳が欠けてる理由は読んでみるとわかる。ごんげさまはとても雄々しい。【日本の夏は、やっぱり怪談〈和洋折衷〉】

2018/08/30

よこたん

“ごんげ様は、他のごんげ様さまと一緒になるとけんかをするのである。道でばったり出合っても戦いは始まるという。” 暴れん坊ごんげ様。獅子舞とは違う、お神楽を舞うごんげ様。ものすごい目ヂカラと、ぶぉ〜っと風が噴き出しそうな鼻の穴が印象的。ご利益あるから、咬んでもらいなさいと言われても、これは幼子は、泣くな。子どもの頃、伊勢神楽の方々が家々を回ってきて咬んでもらう段になると怖くて大泣きしたことを思い出した。荒ぶる魂を持ちながら、民を守り、火事を防ぐ。喧嘩っ早いのはご愛嬌。千切れた耳も勲章というところかな。

2020/08/03

keroppi

霊験あらたかな「ごんげさま」だけど、喧嘩して耳を食いちぎるなんて。遠野には、様々な霊がいて、生活に寄り添っていたのだな。「ごんげさま」の絵は、迫力がある。

2018/07/07

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