小説 すずめの戸締まり (新海誠ライブラリー 第二期)
小説 すずめの戸締まり (新海誠ライブラリー 第二期) / 感想・レビュー
ゆっき
久しぶりにテレビで映画を観て読みたくなった原作小説。過去と現在と未来を繋ぐ、鈴芽と草太の戸締まりの物語。頭の中に自然に映像が流れ込んでくる。映像だけでは分からなかったことを小説で補完しさらに深みを増す壮大な物語。「行ってらっしゃい」「おかえり」が言える当たり前の日常をこれからも大切にしたい。新海監督の次作はどんなテーマになるのか楽しみです。
2024/04/29
このみ
映画「すずめの戸締まり」の小説版。映画視聴後の補足として読み始めた。9月の6日間、宮崎、愛媛、神戸、東京、宮城と日本列島を北上する鈴芽の旅。映像が記憶に残っているので、するする読んだが、映画を見る前に読んだとしたら、鈴芽の隠された孤独と絶望を、豊かな色彩の風景となゐふる大地への畏怖を、これほど感じることができたのか、考えてしまった。それほど映像が持つ情報は膨大だ。新海誠さんの内で2011年からの通奏低音となって鳴っている思いが伝わってくる。いい人過ぎる友人、芹澤の詳細情報はないかと思ったが、特になく残念。
2023/09/02
しのぶ
映画は未見のまま小説から。「ノベライズ」と銘打たれると避ける傾向にあるのだけれど、この方のは「小説」として単体で成立している安心感がある。「あとがき」がまたよかった。そしてやっぱり、影像でも見てみたくなりました。
2023/12/28
Kuliyama
映画を観て手にしました。映画のシーンを思い出しつつ、ときめきながら拝読しました。
2023/05/09
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