イメージをさぐる: からだ・ことば・イメージの授業
イメージをさぐる: からだ・ことば・イメージの授業 / 感想・レビュー
mope
鳥山先生の授業記録のような本。とてもスリリングでした。小学校2年生のスイミーの授業がとても面白かった。朗読でイメージと繋がる身体を作り、そこからダンスを作っていっていました。音楽に合わせて子供達が即興で踊ってみたスイミーの踊りが素晴らしかったので、それを運動会で発表するダンスにして行く事にするのですが、自由な身体の「表出」を他者に見せるための「表現」にして行く事に迷う鳥山先生の想いにとても興味を持ちました。何度も読み直すと思います。
2014/05/30
Yuko
日本人として日本語を学ぶとはこういうことだ。 他者になりきる、共感するとはこういうことだ。 レオレオニ作・谷川俊太郎訳「スイミー」を子どもたちと一語一語味わいつくす。広いってどれくらい広いの?弾丸のように泳ぐって?大きな魚になって持ち場を守るってどういうこと?言葉をからだごと感じ、そのものになりきる。 かまきりの一生をたどる。脱皮する。たまごを産む。土になる。地球になる。 こんな授業を受けることのできた子どもたちは幸運。小学校の先生や、子どもと関わるすべての人に読んでもらいたい一冊。
2017/09/06
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