世界が日本のことを考えている: 3.11後の文明を問う-17賢人のメッセージ
世界が日本のことを考えている: 3.11後の文明を問う-17賢人のメッセージ / 感想・レビュー
左手爆弾
それぞれのインタビューは短いながらも、重要なことを指摘していると思う。個人的にはアントニオ・ネグリの「原発はリヴァイアサンである」というテーゼが面白かった。原発は原発だけで終わらず、国家の全システムを巻き込んで成長していく・・・というのは、原発問題の本質の一端を突いている。日本から距離が離れているせいか、あまり正確ではないことを言う人もいる。だが逆にそれが大局的にものごとを見ることを可能にしているのかもしれない。むしろ世界からこういった声があるにも関わらず、日本国内の言論状況はさほど大局的とも思えない。
2012/09/20
yuzuriha satoshi
3.11後の日本に向けて 17賢人からのメッセージ 僧侶、詩人、環境活動家、哲学者、映画監督、元大統領、副大臣、元外相などなど シェワルナゼ、シュレーダー、ワンガリ・マータイ、レスター・ブラウンといったなじみ深い人たちも名を連ねる 各人の文章は少ない そこにそれぞれの辿ってきた道筋と3.11後にどこへ向かうのが正しいのか 各賢人の考えががコンパクトにわかりやすく語られている この本を入口にして賢人たちの著作に触れる入口になる ただ章の終わりにつけられた「インタビューを終えて」は蛇足 記者の感想は賢人の考え
2012/05/26
takao
ふむ
2022/10/02
19May
「馬鹿な指導者によって国が衰退しているのは、国民が賢くないからだ。公正と正義を実現する政府は、ただでは手に入らない」ミャンマーの高僧が自国民に対して述べた言葉だが、小生にも心当たりがあり、耳が痛い。
2012/06/23
メルセ・ひすい
15-155 ☆鄭浩承⇒日本よ、泣かないでください ☆三人のミャンマー僧侶 レベッカ・ソルニット マリナ・シルバ ゲアハルト・シュレーダー アントニオ・ネグリ レスター・ブラウン アブドル・カラム マリオ7?バルガス・リョサ ヨハン・ガルトゥング アビチャポン・ウィーラセタクン… ナショナリズムと“フクシマ後”の関連を論じるアンダーソン、そしてチェルノブイリ発生時に外相だったシェワルナゼは何を語るのか…。共同通信社による、世界の賢人17人へのインタビュー連載に大幅加筆した1冊。 解説:加藤典洋
2012/05/10
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