「超」怖い話 怪記 (竹書房文庫 HO 42)
「超」怖い話 怪記 (竹書房文庫 HO 42) / 感想・レビュー
夢追人009
本書を読んで超怖い話は昔に比べて確実に世代交代をしているなと感じましたね。著者らしさが出た今風の2編です。『アザッス』視える女子・美沙さんにリーゼントに純白の特攻服を着た暴走族の3人が助けを求めに来て、手に負えず私には無理だからとお寺に行く様に勧めて何とか収まりアザッスと礼を言われる話。『先輩と僕』島田先輩と後輩が元は防空壕だった間違いなく出ると噂の心霊スポットへ行く。洞内に響く不気味な女の声にも怯まず半笑いする島田は挙句に背後に迫る足音を聞いて「これって〈だるまさんが転んだ〉みたいじゃない」と笑い出す。
2020/07/27
鬼灯の金魚草
「五穴」の爺さん、本当に何がしたかったのだろう。広い庭に沢山の井戸を掘って。亡くなってからも身内に何が言いたいの?あと「捨て場」の爺さんの趣味、良くないわ〜。片っ端から動物捕まえて剥製にしてそれっきりなんて、命を何だと思ってるんだ。「訪問者」もずっと居座られても困るわ。
2017/08/09
さりぃ
#「超」怖い話 怪記 #松村進吉 KindleUnlimitedで読了。 『逃げる女』『朝寝』『おかん』『ぽりぽり』 辺りが好み。 ぽりぽり、は怖いけど嬉しいかもなぁ。
2019/09/19
No.7
開けっ広げな怖さの表現は控えめ、踏み込まない、踏み越えない様な話が多いけど、不思議と惹かれる話が多かったです。「群れ袋」「ショベルヘッド」「谷の村」「五穴」良いですね。中でも「五穴」は不気味でした。
2018/12/13
Kavi
松村さんの怪談は好きなのだけど、これはなかなか読み進まなかった。東北地方の神棚とご神木をぞんざいに扱った家族のはなし「捨て場」ぐらいか。母子家庭の「何もいない」はかわいそうな話だな。幽霊より母親が怖い。
2017/08/25
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