恐怖箱 しおづけ手帖 (竹書房文庫) (竹書房文庫 HO 76)
恐怖箱 しおづけ手帖 (竹書房文庫) (竹書房文庫 HO 76) / 感想・レビュー
夢追人009
松村進吉さんと深澤夜さんの共著怪談噺集です。そうですね、タッグを組むだけあってお二人は作風が非常に似ていると思いますね。唯、私的には、もう少し哀愁が漂うハートフルな作品も読みたいなと思うのですが、情緒的に良いなと思えるコクのある話がなかったのは残念ですね。でもこれもまた怪談の味で、まずまず楽しめますし若いお二人の今後の成長に期待したいですね。怪談・奇譚の断片達。『異聞フラグメントA』松村進吉:Oさんという女性が旅行先から舞妓さんの絵を買って帰った。その絵は数日が経って見る度に何と羽織の位置が変化して行く。
2021/01/23
ラルル
やぁ、面白かった。風呂読みだったんですが、続きが気になり、のぼせるか洗い場で全裸読みか悩ませるお話が多かったです。
2018/01/31
マサキ@灯れ松明の火
【読書メーター百物語〜第一夜】今まで、ある事情から書かれることのなかった怪異達。松村先生…取材用の革の手帖は、その後いかがですか?取材が終わったら…お清めをお忘れなきように……本当に「現在、生きている者」と「あちらの世界の住人となりし者」 …微妙なラインに居るのですね……
2013/05/30
Spok
すっごく怖いという話はあまり無くてどちらかというとほぅ、と驚くような話が多かった。チキンレースで安永を見捨てず抱えて逃げた成田さんに感動!私には絶対!無理。
2017/12/23
POYOCHIN
普通の怪談と同じようでいてどこか異質な話の盛り合わせ。それ故に今までしおづけされていたのだろうか。「オペラグラス」が厭な余韻の残る話で怖かった。
2011/09/13
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