「超」怖い話 P(ロー) (竹書房文庫 HO 89)
「超」怖い話 P(ロー) (竹書房文庫 HO 89) / 感想・レビュー
夢追人009
松村進吉さんの実話怪談には怪異が起きて訳がわからないまま何時の間にか幕が下りるというパターンが非常に多くて昔から何となく苦手だったのですが、でもこのパターンは実話怪談の王道みたいな古よりの鉄板形式ですのでまあ仕方ないかなと最近は思いつつありますね。けれどやっぱり何か少しでもいいから心に残る人間ドラマがあって欲しいなとは常に思いますね。という訳ですが猫ちゃんが出て来るこの一編は怖さの面でも満足で気に入っていますね。『野良猫の祠』大野さんの近所は結構猫の多い地域で町では大手ショッピングモールの建設が始まった。
2021/02/28
青葉麒麟
超がつく程は怖くない内容でした。読み易かったから良かったんだけどね。「山拾い」とちょっと切なさも感じる「あの子はもう泣かない」が好き。しかしこの手の作品は恐さにかなりばらつきがあるのが面白いです。
2016/12/27
猫丸
怪異と水分は相性good。ジトジトと湿る部屋。もぐり込んだ布団がそもそもジメっとしているなんて最悪ですね。「考え得るいちばんの不幸は、湿った布団である」とラ・ロシュフコーも言っている。部屋にナメクジが発生するほどに湿気の多い話が、本書には含まれています。定番の心霊スポットものもありますね。「彼女を得たいなら車を買ってドライブへ行くんだ。どこへって? 廃トンネルに決まっているじゃないか」とジェイ・マキナニーも言ってます。
2024/08/27
永夢👻
なにこれ。全部怖い。 1話目から、ビックリするほどの怖さ。 どれが1番怖いとか、選べないくらい。 松村先生の作品、他にも読んでみたいです。
2022/08/19
あすみ
まえがきのSくんのもとに現れた女の幽霊は、この本の最後の話毒舌と斜視の女かしらね。湿る部屋は最高に気持ち悪かった。ナメクジは嫌いじゃないけど流石にここまでくるとちょっと...
2021/09/08
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