怪談実話 FKB 饗宴2 (竹書房文庫)
怪談実話 FKB 饗宴2 (竹書房文庫) / 感想・レビュー
夢追人009
総勢15人の実話怪談アンソロジーは、紹介するのにどれを選ぶかを非常に迷いますね。やはり好みになりますし結局は複雑なものよりも単純で怖いものに落ち着きますね。『うどん』松村進吉:大学時代に「角のうどん屋をおごる」と言えば存在しない物を意味したのだが一度だけ店が開いていた時があって六十がらみの主人がおり普通だが何かがおかしいぞと思いつつ出て来たきつねうどんの鉢に手を添えた瞬間「あっ」と叫んで勘定を置き仲間に声を掛けて店から逃げ出す。食ったら終わりだ。厨房に全く湯気は見えず出された鉢はキンキンに冷え切っていた。
2021/06/20
HANA
前作が実話怪談の王道が多かったのに対して、今回は変化球多めといった内容。「警察の見解」等はなんだかエッセイを読んでいるよう。それでもこれだけ実話怪談が氾濫するようになったら、このように定義の見直しをする必要があるのかも知れない。あ、オーソドックスな実話怪談も半分くらいはありました。
2011/12/06
buchi
詰め合わせ「子供の記憶」、どんな名前「名付け」、笑う死神・今死んじゃった「ゴローの怖い話がたり」、嘆き「病院バンシー」、耳に髪の毛「這い寄る想い」、見つかった「呪いのビデオ」、人身事故とスプーン曲げ「自己紹介」、脳内改変「鬼」、胃に丸石「山盗」、遺影「旧家」、死人「フラッシュ」、堕とされた「おとしもの」。 ヒルの話が2つも出てきて恐怖だった。大群に包囲される恐怖は凄まじい。オバケより怖いヒル、最強。
2016/10/23
澤水月
前の饗宴とはがらり趣が違った。怪談実話の定義って何だろうと考えさせられた。不思議で恐くて不気味なのは確か
2011/11/29
あすみ
表紙の不気味なオブジェがどうしてできあがったかの理由に納得。形で表すことができるって凄い。怪談のように怖い話もあるし、んん?って思ってしまう奇妙な話、思わず顔をしかめてしまうような不気味な話もありで満足です。
2016/05/05
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