ミリオンシャンテンさだめだ 4 (近代麻雀コミックス)
ミリオンシャンテンさだめだ 4 (近代麻雀コミックス) / 感想・レビュー
ミシェル(イカ焼き)
くさくさした気分になるたび、この一冊を読み返す。これは、もはや単なる麻雀漫画ではなく、もたざる者がもてる者にどう向き合うのかを問うた道徳書であって、格差社会を生きぬくすべを教授するサバイバル本である。不ヅキな主人公が、最後、ヒロインの強運を許容したこと。こうした寛容さこそが、弱き者を照らす唯一の希望たりえ、われわれを勇気づける。
2013/04/30
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