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カボチャの冒険 (バンブーコミックス)

カボチャの冒険 (バンブーコミックス)

カボチャの冒険 (バンブーコミックス)

作家
五十嵐大介
出版社
竹書房
発売日
2007-07-30
ISBN
9784812467213
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カボチャの冒険 (バンブーコミックス) / 感想・レビュー

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hiro

『リトル・フォレスト』の映画・漫画と進んきて、この『カボチャの冒険』にたどり着いた。最近、犬・猫が登場する小説・エッセイを続けて読んできたが、主人公の猫、カボチャが東北の自然の中で暮らしているからなのか、漫画だからカボチャを画でみるからなのか、鳥やネズミを捕まえて食べてしまうなど、猫が持つ野生の一面を強く感じることができた。そして、街中で拾われたカボチャが、東北の田舎にやってきて、自然のなかで生きていくところが生き生きと描かれていて、作者のカボチャに対する愛情がよくわかるエッセイ漫画だった。

2017/02/11

アナーキー靴下

著者の作品は初めてだが、表紙に惹かれて即購入。猫との田舎生活を描く、ほのぼのとした漫画。子供の頃は外出自由状態で猫を飼っていたので、完全室内飼いにしてから、こういう生活に強く憧れたりもした。猫が外でのびのび日向ぼっこしているのを見るのは本当に幸せだ。でももし実現させたらさせたで、毎日心配でたまらなくなると、読んでいて骨身に染みた。そして猫のカボチャが本当に生き生きと描かれていて可愛らしい。町田康氏の『猫にかまけて』でも思ったが、自分の愛猫との日々を残しておくのっていいなあと思う。私も絶対何か形にしよう!

2021/09/19

Vakira

「かぼちゃ」は著者(多分作者本人:五十嵐大介さん)の飼っている三毛猫の名前。田舎で野良仕事の傍ら漫画を描く。その漫画の主人公が「かぼちゃ」。大介さんは猫だけではなく動物、昆虫の画が上手いです。画を見ているだけでも楽しいのに。やっぱ猫の仕草、表情が素敵。そして行動観察。高いところに登って降りれずにニャーニャー鳴くし、ネズミを捕まえるとわざわざ飼い主に見せに来るし(多分飼い主に褒めてもらいたいのだと思う)猫飼った人が知る猫あるある満載。猫飼いたくなること間違いなし。

2021/09/26

kanon

絵が本当に良いなあ。絵の具とかで塗った感じで、めちゃくちゃ良い味が出てる。質感っていうのか、こういう動物系の漫画の中でも、今まで読んできたものとは少し違かった。それにしても五十嵐さんこういう作品も描けるんだなあ。エッセイ?おそらく実体験?こんなクオリティで描けるんだから。そっか、漫画家なる前は農業してたのね。何となく今、荒川弘さんが頭に浮かんだけれどそれとはまた違うもの。そしてカボチャがとても可愛いのだ.....あと五十嵐さんも(笑)調べたところ、「リトルフォレスト」なるものがあるらしいので読んでみたい。

2013/03/05

Bo-he-mian

五十嵐大介さんが、岩手の農村で自給自足の生活を送っていた時に飼っていたネコとの日々を描いた、エッセイ・コミック。『リトル・フォレスト』が、その時の体験を五十嵐さんの分身とも云える女性主人公に託して描いた作品だとすると、本作は五十嵐さん本人が登場するノンフィクション性が高い作品。捨てられていた子猫を拾って「カボチャ」と名付け、自然あふれる農村生活の中でたくましく成長してゆく姿を、ほのぼのと愛情たっぷりに描く。人によっては「ムヅカシい」と言われる事も少なくない五十嵐作品の中で、肩の力を抜いて楽しめる作品。

2020/03/21

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