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FKB怪談実話 累 (竹書房文庫)

FKB怪談実話 累 (竹書房文庫)

FKB怪談実話 累 (竹書房文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2014-05-29
ISBN
9784812489116
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FKB怪談実話 累 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

黒木あるじさんの過去の怪異の続報譚を中心に編まれた一冊ですが、本書は何となく軽めでコミカルな作品集でしたね。著者は何が何でも怖くなければというタイプではなく柔軟で本質的には不幸は避けたいとお思いの優しい方なのだと思いますね。本の売れ行きからするとホラー度が強の方がいいのでしょうけれど私は硬軟のバランスが取れていればそれでいいと思いますね。森高千里さんのヒット曲「気分爽快」にこの字は似合いませんよ。葬儀の怪談3話です。『葬怪』1.Yさんの祖父が亡くなった時の話で葬儀はホールでなく家の一階の大広間で行われた。

2021/01/30

HANA

実話怪談集。内容は安心の黒木あるじと言ったところ。横綱相撲だが、安定しすぎて逆に怖さが感じられないように思えた。文体に余裕がありすぎるのかな。今巻は先に書かれた怪談の後日談や、著者に直接絡む話が多いのが特徴かな。著者の取材のスタンスがわかる話が多いのは面白いんだけど、逆に身に詰まらされる嫌さが少ないように感じる。笑える話もいくつかあったし。と思っていたら最後の「奇穴」でガツンとやられましたよ。別の怪談作家をネタに何かが起こってるのにそれが何かわからない因縁と、メールを通じた妙な臨場感が最高だった。

2014/06/09

ネムコ

今回は濃い話が多かった。実話怪談作家は職業ではなく、生き方なのか。黒木さんを始め、怪談に関わる皆様の無事をお祈り致します。

2019/08/25

ミロリ

表紙ってもしや幸子……一度そう思ってしまったので表紙拒絶中です。デビュー作に関係する話が読めて良かったです。『憑依』生霊恐るべし。『幽便』『海老』『肥像』シュール。『化粧』死骸をつつく根性が凄い。『鼻血』一体どんな話だったのでしょうか。『奇猿』不思議。幸子話と小田イ輔さん話もなかなか。後日談良いですね。

2015/06/29

ラルル

過去に発売された怪談の後日談。短編怪談の一つとして語られた話の怪異はその場で終わってなどおらず、現在進行形で続いているのだなと思うとゾクリ。どの話も後日談は更に恐ろしく、作中で登場した霊能力者による著者や読者への警告の言葉もゾワゾワさせられます。ラストに語られた壮絶なお話の著書である「奇の穴」は積読中。読むのが楽しみです

2014/08/27

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