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FKB実話怪談 畏 (竹書房文庫)

FKB実話怪談 畏 (竹書房文庫)

FKB実話怪談 畏 (竹書房文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2013-05-29
ISBN
9784812494783
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FKB実話怪談 畏 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。中身は安心の黒木あるじといったところで、兎に角どの話も水準以上で外れがない。玉石混交の実話怪談には珍しい一冊。山に関する話「山譚」や御不浄に関する話「厠譚」等民話系にいい話が多いのは相変わらずだが、今回は最後の最後で嫌になる話が多くそちらの方が出来がいい気がする。特に「十円」や「暗闇」、「楽々」等は最後の一言で人を震え上がらせるとんでもない出来。説明はできないけど恐ろしさだけがポンと放り出される、コレコレこういうのを読みたかったわけですよ。

2013/06/02

ネムコ

安心安定の黒木品質。読者は面白く読んでいれば良いけれど、書く方はホント大変そう。話に“書かされる”って…(-_-;)

2018/08/08

ミロリ

『暗闇』異空間が気になる。『老婆』座敷ばあちゃん。『棺猫』猫ォォ……無念。『運試』後味が。『十円』『プロ』『怪片一』『捨島』『賽銭』『楽々』『ポコ』など印象深い。一日で大半を読んでしまい別のことをしているときも頭がホラーに浸っているおかげか、午前2時ぴったし頃にかなりのボリュームの家鳴りと、廊下でスリッパの足音+父親風の声が聞こえて、恐ろしかったです……怪異ではないと思いますがつい敏感になりますね。

2015/06/27

ゆみきーにゃ

《購入》あ~楽しかった!満足!

2013/11/01

hannahhannah

黒木あるじによる実話オカルトホラー。平山夢明が監修。表紙の二人の目が気持ち悪すぎて、表紙を上にできない‥。今回、筆者は全国怪談行脚をして怪談を蒐集したようだ。「十円」の先生からの手紙の文が禍々しくて良い。「犬罰」はイノセントなワンちゃんにも容赦なし。「暗闇」はK太郎君、最後に永遠の暗闇を味わうことになってビックリだ。「過去」は容赦なしというか、Sさんが人間として駄目だ、こりゃ。「リサ」は米国の人形の話。子どもの頃に読んだ『呪われた魔法人形』を思い出した。ラストの「梗塞」は霊能力者にまつわる悲しい話だった。

2017/03/06

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