奇病探偵 眠れない夜 (タソガレ文庫)
奇病探偵 眠れない夜 (タソガレ文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
思いの外読み易い。想像を上回るようなグロさの病気もなかったし。物足りなさよりは、ギリギリ飽和直前のおぞましさは、まさに職人芸だと思う。できればもう少し長く濃く読みたかったかな。それと小栗と火村の行方、知りたかったような知らなくて良かったような。
2015/08/11
ヒロくま
こんなハチャメチャメンバーが、バイオハザード扱って良いのかいな!と思いながら楽しく読んだ。表紙絵から重たいイメージを受けてしまったけど、ぜんぜんライトなホラー。でも虚構と現実、入り混じった疾患の数々には怖さを感じました。
2015/01/23
miroku
強くてエキセントリックな女たちと、グロテスクな設定と。牧野さんらしい作品。
2014/02/24
大福
牧野作品って、理解不能な事象や人物を多数登場させ、訳の分からないストーリー展開をし、無数の伏線を張り巡らせて読者を置いてけぼりにしながら、終盤で伏線を一気に回収、読者は「そういうことかあ〜!」とスッキリするというタイプのものが多い気がする。飴と鞭を上手く使い分けるヤクザの手口と同じというか。今作にそういった方向性を求めると肩透かしを食う。ラノベ的で、サクサク読める。こんな作風もあるのかと驚くが、求めてたのとは少し違った。異常なキャラが多数出てくるが、通常の先生の作品のキャラと比べると正常に思える。
2017/03/14
ぶくし
表紙やタイトルからは想像もできないような疾走感。悪く言えば置いてけぼりなのだが、主人公と一緒にその置いてけぼりを味わうための本かもしれない。登場する奇病の各種は残念ながら実在しないが、読んでる内はその説得力ある説明のためにもしかしてと思ってしまい、ネットで検索してしまう程だった。
2019/08/04
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