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怪・百物語 (竹書房文庫)

怪・百物語 (竹書房文庫)

怪・百物語 (竹書房文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2014-02-28
ISBN
9784812498927
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怪・百物語 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

カバーイラストには百物語にちなんで蝋燭に著者13人の名前が書かれていますが、流石に墓石に書くのは悪趣味だからストップがかかるでしょうね。1~4頁では如何せん呆気ない話にならざるを得ませんがそれでもスイスイ読めて軽いノリで楽しめましたね。『指定席』アルバイトのYさんはコンサート会場の警備をする内に二階席最前列に座る老人と小学生の姿を毎回目にするが、後にそこは幽霊の指定席で会場がチケットを売り出さない事を知る。『愛すればこそ』アクセサリー売り場で働くJさんが男の視線を何度も感じ帰宅して寝ると天井から男の眼が!

2020/07/12

HANA

実話怪談集。実際に多人数の作品が百話収録されていると、百花繚乱という感じがして何となく豪華でいいな。作品数が多いだけあり全ての作品が2、3頁と短いが、中には小粒でピリリと辛い作品もあり概ね満足。内容自体はオーソドックスな作品が多いが、ベテランが多いこともあり安心して読める気がする。オーソドックス過ぎて一人一人の違いがわかりにくいが。しかしその中で異色を放っていたのが吉村智樹、全てテレビ局内部の話でまとめられており、怪談の主題自体は怖くないんだけどそこに蠢く人間模様がなんとも気持ち悪い。

2014/03/23

ラルル

ベテランから素人までごちゃ混ぜ、という所でしょうか。その中でも目立っていた吉村さん…彼の作品はもう少し文章修正してあげても良かったのでは? タイトル「楽屋の壁から無数の腕が」ってもうタイトルで全て語っちゃってるし。本編読まなくてもどんな話か判っちゃったよ(笑) 語尾に「…」を使うのも話の質を下げるいけないパターン。彼のレベルで修正無しにベテランと載せるのはなんだか可哀相な気がします

2014/07/08

hannahhannah

百物語シリーズ第一弾。平山夢明が監修。13名もの書き手による百物語。13名もいるけど、良いと思ったのは黒木あるじ、黒史郎、つくね乱蔵くらい。神薫はまあまあかな。怪談を書くのは初めてっぽい人もいて、全体的に質の低さを感じた。吉村智樹は放送作家で、TV関係の話が多くて雰囲気に馴染んでいなかったような。面白くない話が多くて5~6回くらいもう読むのは止めようと思ったけど、まぁ何とか読み終わったという感じ。つくね乱蔵のイヤミスならぬイヤ怪談はクレジットなしでも分かる独特さ。黒木あるじの話で始まって黒史郎の話でシメ。

2017/08/15

澤水月

FKBで百物語! 印象玉9石1だった。1〜3頁でドドドと書かれる怪談…全然知らない書き手だから外れというわけでもなく凄く怖かったり逆もあったり。掌編出来るか否か、か。よく知るゴースト(変名)がおいでの気も…手練れで始まり手練れで終わる構成は安心、95話からの畳み掛け凄い…中盤ではいっすんごぶ、ゴムゴムの…、落、がスゴス

2014/02/28

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