少年人形 (SHYノベルス194)

たかはし

再読。当たり外れの多い崎谷作品の中で飛び抜けて好き！！読み手を選ぶ作品なのでダメな人はとことん地雷だと思う。この作品を好きな時点でおにショタ嗜好モロバレ(笑)。劣等感が強すぎるが故に化粧をして着飾らないと匠の隣には居られないという強迫観念にとらわれている由宇。読者としては匠はどんな由宇でも受け入れ異常なまでの執愛だと伝わるのだが由宇自身はいつまでも自分では相応しくないと着飾った女の自分で居ようとするし、匠は由宇からありのままの自分を抱いてとせがまれるまで駆け引き的ですれ違う。とにかくヤリっぱなしの狂愛生活

2014/04/25

メイ＆まー

ぞくぞくしました。作家さんてレーベルやコンセプト、書きたいものによって、文章や描写を変えられるものなんだなあと実感。フェティッシュなものがたくさんたくさん盛り込まれてて、きれいで歪で怖いお話。エロいんですけど、どこが一番かと振り返ると、初めて会った時に抱き上げてくれたシーンと、歯列矯正の折の口移しかなあ、なんて。久々どっぷりはまりこんでしまった一冊でした。面白かった。

2015/07/08

さち

ものすごく閉鎖的で濃密な関係。いびつで歪んだ愛の形で結ばれている2人、お互いの執着心がハンパない。みなさんが言われているように、いろんなプレイがありBLというよりはポルノ小説のよう。でも嫌いじゃないな、由宇と匠の結構な変態っぷりはいっそ潔くて楽しめた。2段組みでページ数もたっぷりで崎谷作品を堪能できた満足感あり！そしてこの独特の空気と女装から始まるアブノーマルな雰囲気に佳嶋さんのイラストがぴったりで素晴らしかったなぁ。それにしても『おにいちゃん』の呼びかけがしばらく頭から抜けそうにない予感ｗ

2010/09/04

hinako

以前、元になった同人誌を持っていて、手放した後も時々思い出すので商業誌を購入。続編が付いていることで、話として完結しているし作者の書きたかったテーマも明確になったと思う。ただし、好き嫌いは明確に別れるし、読むのがすごく疲れる本。意図したところは分かるので、意味もなくエロがたくさん入っているわけではないと思うのだが、卑語が多くてかなり食傷気味。もう少し何とかならなかったのかなー。

2014/07/07

辺辺

義理の叔父X女装趣味の甥。崎谷さんのエロさ炸裂。BLというよりポルノに近い。ヘンタイプレイ只あり。デロ甘攻めの好きな人にはぴったりな作品でしょうね。

2011/06/30