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秘書とシュレディンガーの猫 (SHY NOVELS 219)

秘書とシュレディンガーの猫 (SHY NOVELS 219)

秘書とシュレディンガーの猫 (SHY NOVELS 219)

作家
榎田尤利
志水ゆき
出版社
大洋図書
発売日
2008-12-22
ISBN
9784813011873
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秘書とシュレディンガーの猫 (SHY NOVELS 219) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

2人の最初からの険悪さや展開の速さに驚きましたが病院からのシーン以降のお互いの意識の仕方の変化が切なかったです。特に毬崗翁の捨ててしまった日記の一文が悲しくて泣いてしまった。心から信頼していた人に裏切られて傷つくなら信じない方がいいと思ってもどうしようもなく、悲しくなるなんて辛すぎます。しかし、猫が一杯でうっとりしてしまいました。特に竜子さんがおデブで不細工な猫、譲吉に対して言った言葉は思わず、頷いてしまいました(笑)

2011/03/04

波多野

シリーズ第3弾。シリーズの中でも一番ロマンティックな話だと思った。遺産相続者を決定するためのシュレディンガー探しはすぐに見当がつくが、故人が遺言に託した雨宮への愛情は深く、しかし信じあうことのなかった2人の関係は物悲しく美しい。人を信じていないといいながら、母親をゆるしたシーンは故人の想いが見えるようで、こみあげるものがあった。つらい過去や生い立ちにより人を信じられない、信じる必要もなかった雨宮。舘の傍でどうか信じあう喜びを知っていったらいいな。

2015/09/13

LIV

再読。何度読んでも涙が出る。ペットシリーズは全部好きだけど作者が猫好きだからか、猫の描写がすごくいい。猫の扱いに慣れていない舘があたふたするのも見ていて楽しかったので最後の短編も良かった。

2011/02/24

rabbit

シリーズ3作目、今度は猫でしたwシュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させるという遺言のもと、猫探しが始まる。人を信じることが出来ず孤独な雨宮が館に対して見せる感情的な姿が可愛らしかったです。館も素直で真っ直ぐな性格なので、雨宮の不安を全て受け止め「おまえが俺を信じなくても、俺はおまえを信じている」の一言にグッと来ました。イラストの館がイメージにぴったりで楽しかったです。

2018/10/30

「Pet Lovers」シリーズ第3弾。舘がかっこ良かった!志水ゆきさんのイラストが素敵すぎる(≧∇≦)金が大事だと言う舘が、遺産を捨ててでも必死で雨宮を求める姿が良かった。雨宮が、嘘をつかれ裏切られても、弟が一人にならなくて良かったと泣くシーンがたまらない。毱崗老もそこまで見通してはいなかっただろうけど、結果的に家族が一つになり、雨宮も一人にならなくて良かった。再会シーンが良かった!手書きのポスターに愛情を感じる。下手くそな猫の絵のポスター見たい(笑)シュレディンガーはすごく可愛い猫でした(*^_^*)

2014/08/21

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